最先端の新しい手術法や治療法は、大学病院などで研究・開発されます。その治療法などが、ある程度実績を積み上げ確立してくると、厚生労働省の判断により「高度先進医療」として承認されます。本年4月1日現在、心臓移植手術、骨髄細胞移植による血管新生療法、歯科のインプラント義歯など71種類237件が90の大学病院などの医療機関で承認を得ています。
その高度先進医療にかかる「技術料」の部分は、医療保険が適用されずにその全額が自己負担となります。しかし、この治療に付随する診察料+検査料+投薬料+入院料などの一般治療については医療保険(健康保険)が適用され、3割の自己負担ですみます。
さらに、この3割の自己負担分については、高額療養費制度が適用されますので、「高額療養費」として請求にもとづき、還付されます。
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