|
|
●健康強調月間に呟く |
|
健康強調月間の行事は、何と今年で38回目を数えるとか。昨年2月に健保専従となり、それまで極めて大事で身近な筈の健保のこと保健のことに如何に無知無関心無頓着であったことかと恥ずかしい限りである。若いうちは勢いに任せて突っ走れば、新たな勢いを得て益々元気になろうというもの。しかし、悲しい哉、齢五十路半ばとなり気が付けば半身創痍、見るも無惨な我が姿。何か、今の健保を取り巻く環境に酷似しているのを喜ぶべきか哀しむべきか。我、体重増せば、汝、医療費嵩み、汝、拠出金に喘げば、我、中性脂肪に悩む。
置かれている立場は分かった、立場が分かれば目的や行動計画も自ずと立つ。後は実行あるのみ。
昨年、連合会保健事業のウオーキングに参加し、歩いて棺桶に入る方法を教えてもらった。半身創痍でも残る半身に想いを託し、心機一新、思い立ったが吉日、遅ればせながら早朝ウオーキングを開始して2ヵ月が経過した。速効は望まないにせよ、朋友よ、仲間よ、健保よ、高齢化は着実にしかも益々進む。気持ちが硬直化する前に素直に現実を見つめ、心と体のスリム化を図り、次から次の世代に形ある恵みを引き継ごうではないか、気概と真心込めて…。
(第4地区 M・M) |
|
|
●大の医者嫌い |
|
私は大の医者嫌いである。幼い頃からそうである。小学校の校医はヒゲを生やした恐い人であった。ここ最近は医者がどことなく頼り無く見える。来春から義務化される臨床研修制度大賛成である。過誤請求は言うに及ばず、医療ミスは言語道断である。かくいう私にもかかりつけ医がなかった訳ではない。その先生は温厚で、ゆったり構えて人望があった。余分な薬を出さないことでも有名。ところが今春亡くなってしまった。医者の不養生である。こんな先生こそ長生きしてもらいたかった。
さて、当健康保険組合の医療費総額は財政の50%を優に超えている。一方、財政健全化と称して縮小削減している保健事業費はたかだか5%弱である。保養所閉鎖だの、いくら切り詰めても高が知れている。まさに医療費削減こそが財政健全化の最重要課題である。
本年5月から「健康増進法」が施行され、当健保においても何か良い方策はないか思 案中である。生活習慣病からの脱却、良い運動習慣の普及など保健事業の充実・実践こそ医療費削減につながるものと信じてやまない。
先送りの医療制度改革を悠長に待つ時間はない。拠出金の是非もさることながら、医療費を削減出来る仕組みづくり、そのための工夫・努力を日本国民いや日本の各家庭は怠っていないだろうか…。
(第5地区 M・N)
|
|
●パートの適用拡大は慎重に |
|
厚生労働省の社会保障審議会・年金部会は「年金制度に関する意見」をとりまとめ、厚生労働大臣に提出した。
報告書では、短期労働者の厚生年金の適用拡大を実施する方向で一致。週の所定労働時間が一定以上の者を適用するとし、適用基準は、週20時間以上とする意見と、週の所定労働時間の要件に収入要件(例えば年間賃金65万円以上)を併用すべきであるとの意見等がある。
当組合の母体企業は、パート社員の割合が多い流通業である。
健康保険と厚生年金は同一の基準で取り扱われてきた経緯があり、健康保険も同一の基準で適用を行うことになるのではと不安を抱いている。
これが健康保険に波及すると、短時間労働の低報酬被保険者の激 増により、組合の運営は窮地に陥る。
短時間労働者の適用拡大は、被扶養者の認定基準である「年間収入の額」の引き下げを伴うものと解するが、それによる制度間、保険者間の加入者数の変動等により、制度間の収入や拠出金への影響等、年金制度にない医療保険固有の諸問題も生じる。
慎重な取り扱いを望むものである。
(第6地区 A生)
|
|
投稿規定
|
「言わしてんか!聞いてんか!」
|
■ |
500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
■ |
イラスト、写真も歓迎します。 |
■ |
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
■ |
原稿は地区会の広報委員へFAXで送ってください。 |
■ |
問い合わせは、健保連事務局・辰巳(06-4795-5522)へ。 |
|
|
|
|
|