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10月14日、月例の大阪連合会理事会を開催し、本部常任理事会等の報告を受け、今後の活動について協議した。
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1、中央情勢
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(1) |
本部常任理事会の報告 |
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@制度改革への動き
11月9日に総選挙があり、社会保障改革が重要な課題であることが争点の一つに取り上げられている。来年夏には参議院選が予定されており、その後が医療保険改革の重要な時期となる。
本年末には、年金問題、診療報酬改定の答えが出なければならない。16年4月の診療報酬改定に向けての中医協の議論を注視し、活動を強化しなければならない。
Aけんぽれん病院情報
病院情報を10月20日に仮オープンする。約9、200の病院中、現時点では2、227病院(24・3%)の回答であることから仮オープン。残る7、000病院の情報と検索の仕組み等を改良して、最終的な完成を目指すこととなる。当面、利用者に対する電話サポート機能を持たせ、意見、要望等に対応することとする。
保険者機能の強化ということから、被保険者等に病院情報を提供することによって、患者中心の医療を実践するための健保連の役割を果たす。
B社会保障審議会
10月6日に第2回の会議が開催され、医療保険制度体系の改革について審議された。
厚労省から示された資料の「社会連帯的な保険料」の考え方には、その内容では負担する側の若人の理解が得られないという意見が大半であり、年齢、所得に着目したリスク構造調整を行うべきという意見も学者委員から出された。
年内に3回程度会合を開き、高齢者医療、保険料を中心に議論されることとなっている。
C中央医療協議会
16年4月の診療報酬改定問題が中心であり、健保連は経済状況に見合った改定、改革実現の方向を織り込んだ内容であるべきと主張し、支払側関係団体と協議して対応している。診療側からは改定要望書が提出され、このままでは医療サービスの低下をきたす、良質な医療の提供を可能にする見直しを求めるという、要はプラス改定の要望である。社会経済情勢からみてマイナス改定でなければならないということが支払側の主張であり、今後の中医協の議論を注視しなければならない。
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(2) |
本部委員会の報告 |
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@広報委員会
けんぽれん病院情報の仮オープンに関連して、健保組合は勿論のこと広く国民に周知するため、11月に全国紙、地方紙を含めて新聞広告を行うこととした。
A診療報酬対策委員会
委員会の議論のなかで、制度改革に関連して、年金改革の一つの柱とされているパート労働者の適用問題の健保に与える影響が話題となったが、今後論議を深める必要がある。
支払基金の民間法人化問題では、各連合会の意見集約が徹底されていない。重要な問題であり、本部から各連合会へ通知されるので大阪連合会も良い方向への対応をしていきたい。
B大会企画委員会
議長団に北海道電力健保、阿波銀行健保の選出を決定、意見発表には近畿も含まれることになったので協議が必要。その他来賓の招待、大会後の陳情活動を論議した。 |
2、大阪連合会報告
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組合業務委員会 |
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今後開催予定の業務別実務講習会、事務研修会、事務長研修会、パソコン研修会の日程報告。 |
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医療給付委員会 |
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支払基金の民間法人化に伴う委託金等の見直し、延滞金制度の導入を議論、支払基金の医療機関への先払いについても意見交換。 |
(3) |
広報委員会 |
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かけはし10月号の編集の概要。 |
3、連絡事項
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制度改革早期実現のため、過去最悪の組合財政の実情を訴える行動を強化し、総選挙の前後を通じて地元関係議員等への活動に各組合の協力をお願いしたい。 |
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