私たち共同設置保健師は、健康保険組合が必要な保健師等が確保できない、あるいは、採用が困難であるという場合に、健康保険組合間での共同利用を目的として都道府県連合会に設置されています(特別保健福祉事業費補助金事業)。大阪連合会では、平成2年度から保健指導事業が開始されて、今日に至っています。
被保険者等の健康をとりまく環境は急速にそして大きく変化しています。そのような状況の中で健康保険組合が保健・福祉事業を効果的に運営することが重要になっています。社会や個人生活の変化に対応した疾病予防や健康の保持増進のために私たち共同設置保健師の専門的知識や技術をお役立てください。
平成14年度は15人の保健師でスタートしました。私たちは、健康保険組合と一緒に健康づくりのお手伝いをします。
13年度の活動状況は、表のとおりです。 出前保健師のつぶやき
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「ああ今年もお会いでき、うれしいです。年1回ですが、保健婦さんと会って話を聞いてもらえるだけで、なんかホットするんですわ」「去年保健婦さんの健康相談を受け、体重減らしにがんばりました」とにこやかな笑顔で報告をしてくださったことはうれしく思いました。
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「動悸がするんだけど」「頭がボーとするんだけど」の訴えの飛び入りの健康相談で、血圧測定をしてみると非常に高かったことがありました。
また他の従業員の方から「娘が仕事に行けなくなったんだけど」とご家族の相談を受けたこともありました。
その他健康保険組合の職員や会社の管理職の方々と意見交換を重ね、築きあげた人間関係をお借りして無理なお願いもして、健康相談の充実を図ってきました。
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