■2001年12月 No.363
大阪連合会は11月下旬から12月5日全国大会当日にかけて、大阪府ならびに近畿比例区選出国会議員30人に医療制度改革実現を陳情した。
陳情は大阪連合会理事を中心に各地で代表が分担した。
塩川正十郎財務大臣、公明党の厚生労働部長、福島豊議員、民主党中野寛成議員など政府、与野党の要職にある人たちを含め7人が陳情に対応し、改革大綱の概要、党の取り組みなどを回答した。
各議員の陳情への対応は次のとおり。
(本人に面会できなかった議員23人の陳情の状況は次号で報告の予定)
※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
各政党国会議員の陳情への対応
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塩川正十郎財務大臣 (自民党)
「将来は統一(一本化)しないと解決できない。
制度もシンプルで公平にしなければ。
医療費は大病院で使う金が大きい。終末期医療、検査乱用などの問題がある。
老健拠出金の廃止はできないかもしれないが、医療費はもっと下げられる。
健保連はもっと本質的に切り込んでいただきたい。
スローガンばかり言っていてもしかたがない。
我々が言いにくいことを健保連がもっと具体的に言って欲しい」
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福島豊議員(公明党)
「政府・与党政策大綱の原案について@拠出金廃止で高齢者医療制度創設の検討をするA医療費総額抑制の指針を作るB制度一元化は組合健保の自主性などを尊重・考慮し国民的合意が前提となるC患者負担3割は自民党内がまとまらず結論待ちになっている」
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北側一雄議員(公明党)
「健保連の主張する高齢者医療制度創設(突抜け方式)などの要望の主旨は十二分に理解している」
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中野寛成議員(民主党)
「健保連の要請内容は十分理解している。改革実現のため努力する」
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平野博文議員(民主党)
拠出金廃止、高齢者医療制度の構築、患者中心の医療実現、診療報酬引き下げなど健保連の主張について活発に意見を交換した。
「老健拠出金の不合理さはよくわかっている。改革実現に努力していきたい」
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大谷信盛議員(民主党)
「民主党は健保組合の窮状を十分理解している。今後とも改革実現に努力していきたい」
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山本孝史議員(民主党)
「制度改革実現のため今後とも努力していきたい、共に頑張りましょう」
自由民主党
塩川正十郎 (衆)
11月24日
塩川事務所
松下電器越後専務理事
大阪府建築木割常務理事
大阪連合会置田専務理事
大阪連合会A永参与
大阪連合会a田事務局長
公明党
福島 豊 (衆)
11月29日
議員会館
大阪府建築木割常務理事
三洋電機連合若林常務理事
大阪府電設工業喜多常務理事
松下電器山村常務理事
本部横関理事
大阪連合会徳永参与
北側 一雄 (衆)
12月1日
北側事務所
大阪府倉庫業辻村常務理事
日本システムディベロップメント尾崎常務理事
福助清水常務理事
大阪連合会辰巳医療対策室長
民主党
中野 寛成 (衆)
12月5日
議員会館
大阪府建築木割常務理事
鴻池今井常務理事
丸紅連合森脇常務理事
ダイハツ小川常務理事
ダイヘン政岡顧問
大阪連合会置田専務理事
平野 博文 (衆)
12月5日
議員会館
三洋電機連合若林専務理事
大阪府電設工業喜多常務理事
松下電器山村常務理事
大阪連合会A永参与
大谷 信盛 (衆)
12月5日
議員会館
サントリー岩井常務理事
東洋紡績楠田常務理事
大阪産業機械工業奥西常務理事
大阪連合会濱田課長
山本 孝史 (参)
12月5日
議員会館
大阪金属問屋西川常務理事
大阪連合会辰巳医療対策室長