広報誌「かけはし」
■2001年12月 No.363
 
 大阪連合会は12月11日(火)の理事会で、全国大会の運営、国会議員への陳情活動のあり方などについて論議した。


 政府・与党の制度改革大綱は日本医師会などの政治的圧力で医療費総額の抑制など改革の柱が骨抜きにされ、我々の期待を裏切るものとなっている。
 今年の全国大会では改革先送りによる健保組合の窮状を訴える切実な発言や、日本医師会にくらべて生ぬるい対応への不満の声が本部に集中、出席した各理事から、大会運営の問題点や陳述活動の進め方にきびしい意見が出された。

大阪連合会理事の 「全国大会、陳情活動」 についての意見

大会の内容、運営、 開催時期
  ■大会がセレモニー化している。適時、適切に素早く開け。
■ネーミングは立派だが中身が無い。
■今年の大会は無力感、むなしさがあった。動員少なく、参加者の意識も低い。
■マスコミに無視されている。ハチマキ大会時の活気が必要。
■会場からの発言は切羽詰まったものだ。もっと多く発言を。
■本部の発言は抽象的だ。現場の声、会場からの発言をもっと多く。
■健保連の組織力の弱さ、本部のリーダーシップの不足を痛感。
■健保の改革が進まない現場のいらだちが大会への不満につながっている。
   
健保連本部の取り組み
  ■健保連は政策提言能力が弱い。イエス、ノーが明確に言えない。
■支払い三団体のまとまりに疑問。三団体の団結が弱い。
■本部には現場感覚が不足している。現場の生の声を集めて活動に生かすべきだ。
■視野を広げてもっと国民に理解しやすい取り組みが必要。
■健保連はもっとエゴを出せ。活気が乏しく、激しさが足りない。
■健保連はなまぬるい。拠出金不払いの運動を起こせ。
■本部の意識改革が必要。本部会費を納入しなければどうなる。
   
陳情活動のあり方など
  ■陳情はタイミングとスピードが大切。
■陳情は健保連を本当に思ってくれる人に的を絞ってやるべきだ。
■陳情で具体的な回答を引き出せていない。見通しが甘かったのでは。
■陳情で健保連に対する考え方を聞いたらどうか。