 |
|
■2001年10月 No.361 |
 |
|
「いつまでも若々しく美しく健康に」と題して、女優の由美かおるさんが9月11日、薬業年金会館で講演しました。ドラマ「水戸黄門」などでおなじみの由美さん、実技を交えた動きのある講演で会場を盛り上げました。 |
|
※写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。 |
●いい呼吸法で細胞にエネルギー |
|
私がデビューしたのは15歳の時で、11PMという人気番組でした。ミニスカートで歌ったり踊ったりしましたので、視聴者からの反響が大きく、テレビ局に「あの人は誰?」という問い合わせが殺到したんです。当時からプロポーションは全く変わりませんが、私が日頃から実践しているのが「西野流呼吸法」。これは私のバレエの師でもある西野皓三氏が考案したものです。この呼吸法を実践して、健康になったり、生命力を取り戻した人もたくさんいるんですよ。 |
|
人間は鼻と肺だけで呼吸をしているのではなく、すべての細胞が呼吸をしています。西野流呼吸法は、すべての細胞にエネルギーを巡らせていく方法です。いい呼吸ができていれば、細胞が生まれ変わるときにも、いい細胞をよみがえらせることができます。人間の体はいくら気をつけていても、いつケガをしたり、病気になるか分かりません。そのときに治りにくい体ではだめですね。普段から呼吸法を続けている人は、男性も女性も若々しく、イキイキと、健康的になっていくんです。 |

由美かおるさん |
●極意は足芯呼吸 |
|
西野流呼吸法の極意は『足芯呼吸』です。臍下丹田に意識を下げ、足の裏に意識を向けて口から細く長く息を吐いていきます。吐ききったら、今度は足の裏から両膝、太もも、丹田、肛門、さらに頭のてっぺんに意識を移しながら鼻から深く息を吸い上げます。木が根から水と養分を吸い上げて、緑の葉の先端にまで行き渡るようなイメージです。 そこで息を止め、臍下丹田に意識を下げて、再び足の裏に向かって息を吐くのが足芯呼吸の基本です。
西野流呼吸法には、足芯呼吸に全身の動作を加えた「天遊」や「天翔」などがあります。いずれもリラックスが重要。そのための準備運動が「華輪(かりん)」です。
深い自然呼吸をしながら、肩幅に足を開き、膝を柔らかく曲げます。さらに、軸がぶれないように腰から捻ります。腕はそれについてくる感じ。これは肩こりやウェストのシェイプアップ、便秘など、いろいろなことに効きます。みなさんも呼吸法を実践して、ますます輝かれるよう期待しています。 |
|
みんなで西野流呼吸法を実施
|
|
 |