広報誌「かけはし」
■2001年9月 No.360

▲正岡院長が新病院の現況を説明

 大阪中央病院は8月28日、内覧会を開催した。
 内覧会には、健保組合の常務理事や事務長など多数の関係者が出席し、新病院の概要、患者数や健診件数など現況について、正岡昭院長や健保連の松村教二施設部長らが説明した。このあと出席者は、健康管理センターをはじめ、病棟、放射線科、外来、総合受付など、病院内を見学。最新鋭の高度医療機器など新病院の充実した設備や医療体制が紹介された。
 内覧会終了後、出席者と病院スタッフによる懇談会が開かれ、病院スタッフから医療側の状況等について話を聞くなど、意見交換が行われた。
 入院患者数は、昨年6月の移転後、増加傾向にあり、平成12年度の入院1日平均患者数は年間平均133・2人。13年度4〜8月分(8月23日現在)は平均159・8人と、昨年を大きく上回っている。外来患者数も増加傾向にあり、12年度の外来1日平均患者数は486人、13年度4〜8月分は534・6人となっている。また、平均在院日数は平成12年度が15・0日(前年度比6・6日減)平成13年度が14・3日(8月23日現在)で、長期療養患者の減少により、入院期間も短縮され、新病院が目指す急性期中心の第2次医療を担う都市型病院へ着実に変貌を遂げてきた。
 健保組合や企業との連携を重視した「健康管理センター」は、平成13年7月分の健診件数は2、107件(前年同月比402件増)で、大幅に増加しており、今後も積極的な疾病予防事業の展開が期待される。

▲健康管理センターなど、院内を見学する健保組合関係者