広報誌「かけはし」
■2001年8月 No.359


高槻府民健康プラザ
  管理栄養士
    高塚 すみ子

 ファミリーレストランすなわち「ファミレス」といえば子どもから若者、高齢者、家族連れと幅広い年代層に利用されています。今回は、ファミレスを120%健康的に利用する方法について「あなたにちょっとアドバイス!」をしましょう。

選択その1
   豊富なメニューの中からどれを選ぼうかと迷いますが、主食・主菜・副菜のそろったバランスメニューを探しましょう。
 エネルギーの低い和定食、多くの食品がとれるバイキング、旬の食材を利用した季節メニュー等がお勧めです。
   
選択その2
   野菜の目標量は1日350g、外食でも1食100gがとれるよう心がけましょう。
 野菜の多い定食を選ぶ、付け合わせの野菜は残さずに食べる、野菜のお代わりをするなど。
 また、サラダバーがあればぜひ利用したいもの。ポテトやマカロニサラダだけでなく、ゆでブロッコリーやにんじん、ほうれん草、ミニトマトなど緑黄色野菜もしっかりとりましょう。
   
選択その3
   生活習慣病を予防するには、自分の適量を知り、食べ過ぎないことが大切です。
 最近は、エネルギー等栄養成分表示をしている店が増えています。特に、女性や高齢者、糖尿病や肥満の方は、エネルギー表示を参考にメニューを選びましょう。
   
選択その4
   エネルギーをとりすぎない食べ方として、
☆白飯や丼ごはんの量は減らしてもらいましょう。
☆豚カツやステーキは、脂肪の多いロースやサーロインより脂肪の少ないヒレ肉を選びましょう。
☆ステーキやハンバーグはサイズが選べますが、ビッグサイズは動物性脂肪のとりすぎになるので注意を。
☆サラダには、ノンオイルや和風ドレッシングを選びましょう。
   
選択その5
   外食は塩分が多くなりがちなので、出された料理の味を確かめてからソースやしょうゆを使うようにしましょう。減塩しょうゆを置いている店もあります。
 また、最近は、たばこ対策として禁煙席や禁煙タイムを設けている店が増えているのも嬉しいことです。積極的に利用しましょう。
   
 以上のように、ファミレスのメニューには、いろいろヘルシーな配慮が見られます。
 さあ、今日から、外食もちょっと考えて賢く選ぶようにしましょう。