

血圧のはなし
血圧とは、血流がその流れによって血管を圧迫する力のことです。
心臓が血液を送り出す力が大きければ血圧が上がり、弱ければ下がります。
また、血管側の柔らかさ、柔軟性によっても変化します。
■最高血圧と最低血圧
最高血圧(収縮期血圧)とは
心臓が収縮すると血液が血管に送り出され血管に高い圧力がかかるときの血圧のことです。
最低血圧(拡張期血圧)とは
心臓が血液を送り出したあとに拡張し、肺などが血液を吸い込んだときの最も低くなる血圧のことです。
■血圧の正常値は
血圧の正常値は、一般的に最高血圧が140mmHg以下、最低血圧が90mmHg以下とされます。
それ以外の数値は「低血圧」と「高血圧」、そして、正常血圧と高血圧の間を「境界域高血圧」と分けられます。
上下の血圧のどちらかでも超えると血圧は正常値とは言えません。
■血圧の上下の差の適正値は?
血圧の上下の差のことを「脈圧」といい、脈圧から血管の状態を知ることができます。
適正な脈圧の差は40〜50mmHgです。
上下の差が大きいということは、血圧の上下のうちどちらか、もしくはその両方が平常時とは違う働きをしている可能性があります。