子どもの医療費のしくみ
時間外加算と医療費について
子どもの医療費は「無料」ではない

小さな子どもが医療機関にかかったり薬局でお薬を出されても、窓口負担がない場合が大半です。
このことより「子どもの医療費は無料」だと思われる方もいらっしゃいますが、「負担がない」だけで、大人と同様に医療費は発生していることはご存じでしょうか。
また、診療時間外等に受診した場合、時間外等加算という追加料金が発生しますが、6歳未満の子どもは6歳以上より高く設定されています。

時間外等加算とは
時間外等加算とは、医療機関を通常の診療時間外等に利用した際に、通常の診療費に加えて追加される費用のことです。日本の医療制度では、平日夜間、休日、深夜など、診療時間外等に受診した場合に「時間外等加算」が適用されます。
時間外等加算が発生するタイミング

- 夜間・早朝(時間外)・・・・午前6時~8時、午後6時(土曜は正午)~10時
- 休日・・・・・・・・・・・日、祝日、12/29~1/3
- 深夜帯・・・・・・・・・・22時~翌朝6時など
これらの時間帯に診察や治療を受けた場合、通常の医療費に加えて時間外等加算が上乗せされます。
加算額一覧
| 時間外 |
時間外(特例) ※夜間休日診療所等 |
休日 | 深夜 | |
|---|---|---|---|---|
| 6歳未満 初診 | +2,000円 | +3,450円 | +3,650円 | +6,950円 |
| 6歳以上 初診 | +850円 | +2,300円 | +2,500円 | +4,800円 |
| 6歳未満 再診 | +1,350円 | +2,500円 | +2,600円 | +5,900円 |
| 6歳以上 再診 | +650円 | +1,800円 | +1,900円 | +4,200円 |
医療費への影響
時間外等加算は、医療費の総額に大きく影響します。例えば、同じ治療内容でも、通常診療時間内に受診した場合と、時間外に受診した場合では、後者のほうが医療費は高くなります。
まとめ
時間外等加算は、通常の診療時間外等に医療機関を受診した際に追加される医療費です。急な病気やケガで時間外等に受診する場合以外は、できるだけ診療時間内に受診するようにしましょう。必要に応じて、事前に医療機関へ問い合わせることもおすすめします。
また、子どもの症状の対処に困った時や、医療機関を受診した方が良いか判断に迷った時は、小児科医師や看護師に相談できる事業があります。是非活用してください。
【こども医療でんわ相談 #8000】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html
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