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理事長ご挨拶

新年のご挨拶

平成27年1月
SCSK健康保険組合
理事長 古森 明

新年明けましておめでとうございます。

SCSK健康保険組合の被保険者ならびにご家族の皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より当健康保険組合の事業運営に多大なるご理解とご協力を賜り、御礼を申し上げます。

現在、全国の健康保険組合は厳しい財政状況であることはご承知のことと存じます。昨年、健保連が平成26年度の全国1.410組合の予算データをもとに発表した数字では、本年度は7年連続の赤字で、赤字組合は全体の8割、その総額は△3,689億円、累計では2.7兆円に達しています。
また保険料率を引き上げた組合は全体の3割で、平均保険料率は8.86%になっています。このような状況は当組合でも同様で、本年度は保険料率を7.50%に引き上げさせて頂きました。

主な赤字原因はどの組合もほぼ共通で、「医療費」と「高齢者医療制度への納付金」の増加によるものです。
国民医療費は人口構成の高齢化や医療技術・医薬品の発達等の高度化を背景に年々増加し続けております。
また、高齢者医療制度への納付金は「高齢者の医療費は現役世代が支える」という考え方のもとに納付しているものですが、その負担額が莫大であるため全国の健康保険組合の負担額は平成20年度の本制度開始以来の累計で20兆円を超えております。

このような状況の改善には、国民医療費の負担方法の見直しが期待されますが、それには相当の時間を要すると思われます。
当組合としては、そうした期待は持ちつつも自助努力により改善に繋がるものはできるだけ進めて行くとの方針の下、これまで各種保健事業に積極的に取り組んで参りました。財政面の改善に直ぐに繋がるものばかりではありませんが、皆様に積極的にご参加いただくことで、被保険者とご家族の皆様の健康の維持・増進が図れ、ひいては将来、財政面でも必ずや効果が出てまいります。
今後も引き続き当健保の保健事業による各種サポートをぜひ積極的にご利用頂き、健康でより充実した生活が送れる為の一助にしていただきたいと思います。

本年も当組合では役職員全員“創意工夫”をしながら、皆様の健康サポートをしてまいりますので、一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

以上

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