これまでの発信文書
平成27年8月31日
被保険者 各位
SCSK健康保険組合
重症化予防プログラム実施の件
標記の件、当健康保険組合では、疾病予防および医療費適正化を目的として慢性腎臓病(CKD)またはその原因となる糖尿病等の慢性疾患について、重症化予防プログラムを実施いたします。
慢性腎臓病は腎臓の働きが慢性的に低下していく病気です。患者は成人の8人に1人いると考えられており、新たな国民病とも言われています。初期には自覚症状が現れず、進行すると夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れ等の症状が現れます。さらに進行すると腎不全となり、腎臓が働かなくなるため体内から老廃物を除去できず透析を受けることとなります。透析は週2~3回、数時間の治療時間を要し、本人の生活、会社業務はもとより、年間数百万円の医療費がかかるため健康保険組合の運営にも影響します。
腎機能は、ある程度まで低下してしまうと元に戻ることはありません。そのため、早期発見・早期治療によって腎機能を低下させないことが重要です。
本プログラムの対象者は、人間ドックまたは定期健康診断の結果から年に2回抽出し、ご自宅あてに案内を送付いたします。
下記の内容をご確認いただき、ご自宅に案内が届いた方は主旨ご理解の上、「参加申込兼確認書」をご提出ください。
記
1. 対象者選定基準
別紙1「重症化予防プログラム対象者選出基準」をご確認ください。
※今回は、平成27年1月5日から平成28年8月3日に当健康保険組合で把握した健診結果データを基に対象者を選定しています。
2. 実施スケジュール
8/28(金):対象者の自宅に案内を送付
9/18(金):参加申込兼確認書の提出期限
※申込いただいた方には委託先の担当者が電話で簡単な質問を行い、初回の面談日を設定します。
面談場所は、委託先の面談ルーム(東京都中央区銀座)や社内の会議室になります。
※初回面談は11月以降の日程で順次実施いたします。
3. プログラムの概要
重症化予防プログラムでは、本人(患者)・主治医・(株)DPPヘルスパートナーズの保健師・看護師の3者が連携し、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧等に関し総合的な管理を実施します。
詳細は当健康保険組合のホームページをご覧ください。
■委託先:(株)DPPヘルスパートナーズ
■期間:6ヵ月
■プログラム内容
①主治医の方針に基づいた療養支援として保健師・看護師の面談(1~3回)と電話相談(5~10回)。
②保健師・看護師から主治医宛に指導内容の報告。
4. 参考HP
糖尿病3分間ラーニング
http://www.dm-net.co.jp/3min/
日本透析学会
http://www.jsdt.or.jp/
腎臓病なんでもサイト
http://www.kidneydirections.ne.jp/
5. お問合せ先
SCSK健康保険組合 TEL:03-5166-1300
HP:http://www.kenpo.gr.jp/scsk-kenpo/
担当:尾張
以上