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政治対応等 |
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新型コロナウイルス感染拡大による健保組合への財政影響は、リーマンショックに匹敵するといえる。健保連は健保組合のさらなる財政危機などを踏まえ、当面の支援を国に要請している。参議院の厚生労働委員会において厚生労働大臣は「保険料収入が減少している財政状況を十分把握したうえで、協会けんぽに移行する事態とならないよう対策を検討していく」と答弁している。 |
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保険料納付猶予動向 |
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7月単月の納付猶予額は55億円、7月までの累計は158億円。8月単月は66億円、8月までの累計は220億円を超える。 |
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ICT関連 |
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オンライン資格確認や電子申請の準備状況については、全国説明会の中止に伴い、動画配信により情報を提供する。内容は、@ICT関連のスケジュールAオンライン資格確認実施にあたっての事前準備事項や業務のポイントB省令改正の概要C電子申請を導入しての運用イメージ―等が紹介される。 |
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医療費の動向 |
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2019年度の概算医療費総額は43兆6000億円(対前年度比約1兆円増)。しかし、医療費の伸び率をみると、2020年2月までは対前年で伸び率が高くなっているが、3月には大きく低くなっている。新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響していることは明らかで、特に未就学者の低下幅が大きいことが示された。 後発医薬品については、2020年3月で80.4%(調剤の数量ベース)となった。 |