 |
|
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。主食、主菜、副菜が揃っていると、色々な栄養素をバランス良く摂取することにつながります。
食生活を見直すことが第一です。その上で保健機能食品を健康の維持増進のため上手に役立てましょう。 |
 |
|
特定保健用食品とは |
 |
|
特定保健用食品(トクホ)は、保健機能食品の一つで、国が製品として有効性や安全性を評価し、消費者庁長官が表示を許可した製品です。 トクホには、一般的なトクホの他に、「疾病リスク低減表示」、「規格基準型」、「条件付き」という種類もあり、現在1066件の食品が許可を受けています。(令和元年7月30日現在)
トクホは通常の食品には認められていない、健康の維持・増進に役立つ、または適する旨の表現ができます。例えば「お腹の調子を整える食品」、「血圧が高めの方に適する食品」などです。ただし、「病気が治る」など医薬品のような効果を表示することはできません。 |
 |
|
トクホ利用上の注意 |
 |
|
トクホは健康が気になる等「病気ではない人」を対象に設計されています。 |
|
|
|
「トクホは国のお墨付き」と絶対の安心感を持ってしまう方がいるかもしれませんが、トクホは科学的根拠に基づく情報が明確に表示されている「食品」で、トクホさえ食べれば健康になれるものではありません。 |
|
例えば「お腹の調子を整える食品」「血糖値が気になり始めた方の食品」「食後の血中中性脂肪が上昇しにくい食品」は、期待される効果は違いますが、いずれも「難消化性デキストリン」を関与成分として含む商品があります。関与成分が同じトクホを同時に利用した場合、摂取量によっては、結果的に1種類のトクホの過剰摂取と同じになりますので、表示を見て摂取量や摂取方法を確認しましょう。 |
|
例えばトクホの中の「体脂肪がつきにくい油」は食べれば食べるほど体脂肪がつきにくくなるわけではありません。あるトクホの油の有効性を確認した研究では、食事制限をした条件で、「通常の油」と「トクホの油」を置き換えて比較しています。食生活の乱れをそのままにしてトクホを利用しても、期待する効果は得られません。
トクホには「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」という文言の表示が義務付けられているように、まずは日常の食生活を見直すことが大切です。そして、トクホを利用する際は、利用上の注意を守って、効果的な利用を心掛けましょう。 |
《参考》国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所HP「健康食品」の安全性・有効性情報 特定保健用食品 (トクホ) の上手な利用法 (Ver.190405) |

|
 |