広報誌「かけはし」

■2017年3月 No.546

   これならできる!野菜たっぷり生活。今回は野菜を食べるメリットや効果的な食べ方についてお伝えします。
   野菜を食べるとどんな効果があるの?
   野菜には、ビタミン等の身体の調子を整える栄養素が多く含まれています。その中のいくつかの栄養素についてご紹介します。
   ◇ビタミンC
   身体の抵抗力を高め、風邪の予防に役立ちます。皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つので、生活習慣病の予防効果があると期待されています(ビタミンA・ビタミンEも抗酸化作用を持つ栄養素です)。
   ◇カリウム
   体内の余分なナトリウムを尿と一緒に排出する働きがあり、体液のバランスを保つことで血圧の上昇を防ぐので、高血圧予防につながります。
   ◇食物繊維
   @コレステロールの吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑えます。A糖質の吸収を遅らせることによって糖尿病の予防につながります。B咀しゃく回数の増加や、胃の中で体積が増えることで食べ過ぎを防止します。C便秘の予防につながります。
   このように、野菜は身体にとってたくさんのメリットがあるので、少しでも意識して食べるようにしてみましょう。
   ちょっと最近太ったかな、という方へ
   空腹時に、先に炭水化物であるごはん等を食べると血糖値が急上昇し、インスリンが分泌されることで、血糖が脂肪に変えられてしまい太りやすくなってしまいます。
 また、食物繊維が豊富な野菜を最初に食べることで、炭水化物(糖質)の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を防ぐという研究報告もあります。まずひと口、野菜のおかずから食べるなど、食べ方も工夫してみましょう。
 野菜がたっぷり摂れる簡単スピードメニューをご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。