広報誌「かけはし」

■2016年9月 No.540

 「これならできる!野菜たっぷり生活」。今回は工夫編として、野菜の上手な食べ方や調理方法をお伝えします。
   野菜の栄養素を逃さずに食べよう
   ほうれん草やにんじん、かぼちゃなど緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは脂溶性ビタミンといって、油に溶け出しやすく、油と一緒に食べることで吸収がよくなります。そのため、揚げ物や炒め物、ごま油やすりごまなどと和えることで効率よく栄養素を摂取することができます。
 また、キャベツやきゅうり、レタスなど淡色野菜に多く含まれるビタミンB群やビタミンCは水溶性ビタミンといい、水に溶け出しやすい性質があります。そのため、サラダにするときは水に長くさらさないようにしましょう。
 蒸し料理は脂溶性ビタミン・水溶性ビタミンとも逃さずに食べられるおすすめの調理方法です。
   野菜といえば、「サラダ」になっていませんか?
   「野菜を食べないといけないなぁ」と分かっていても、「またサラダか…」とマンネリになってはいませんか? 生野菜のサラダもシャキシャキと食べられておいしいですが、1日の野菜摂取目標量の350gを食べることはとても難しいです。
 そこで、野菜の調理方法を工夫してみましょう。茹でる・蒸す・炒めるなどをすることで、野菜はぐっとかさが減り、たくさん食べることができます。また、電子レンジを使うことで、もっと簡単に調理することもできます。
   それでは、実践してみましょう
   はじめは、いつもの料理にひと工夫。和食のみそ汁、洋食のコンソメスープ・トマトスープなど、汁物を野菜たっぷり具だくさんにしてみましょう。溶け出した栄養素もまるごと食べられ、具が増えた分、汁の量が減り、塩分も減らすことが出来るので一石二鳥です。
 もうひとつ、レシピを併せてご紹介します。電子レンジで加熱している間にソースを作る簡単メニューです。ぜひ、お試しください。