広報誌「かけはし」

■2015年11月 No.530

 これならできる!適塩生活。今回は、テイクアウト編として、コンビニ食品や市販のお弁当について、適塩のための職場での昼食やテイクアウト昼食での実践ポイントをお伝えします。
   お弁当やパスタで気をつけることは?
   市販の食品は冷めてもおいしく食べられるよう、満足感が得られるよう濃いめの味つけになっています。
 お弁当の食塩相当量はおよそ2.5〜5gとなっており、6gを超えてしまうものもあります。またパスタはおよそ2〜4gの食塩相当量となっています。とくにソースや、たれのたっぷりかかったもの、味のついたごはんなどは多くなりがちで、このようなお弁当を選ぶよりはソースが別添えのものにし、全部かけないようにしましょう。
   栄養成分表示を活用しましょう!
   おにぎりやパン、お弁当を利用する方は栄養成分表示を活用しましょう。「ナトリウム量」で表示されている場合は「ナトリウム量×2.54」でおおよその食塩相当量が計算できます。1日の食塩相当量は男性8g未満、女性7g未満を目標にしましょう(日本人の食事摂取基準2015年版より)。
   組み合わせを工夫して
   おにぎりやパンにインスタントのみそ汁やスープなどの汁物、おでんやからあげといったホットスナックなど複数の食品を組み合わせて食べるときは、食塩相当量を確認して1食あたり3gを目安にして組み合わせましょう。
 例えばサンドイッチとパンに野菜ジュースや、おにぎり2つとサラダなどの組み合わせでは、約3gとなります。また、汁物は、食塩相当量が多いため、毎食にとるようなことは控えるようにして、組み合わせを工夫しましょう。
   おすすめの一品は?
   野菜や、くだもの、豆類、乳製品などは「カリウム」が多く含まれていて、「ナトリウム」を体外に排泄する働きがあります。このような食品を積極的に取り入れましょう。サラダやヨーグルトなどがおすすめです。
 また、そのまま食べられるサラダ用のカット野菜をめん類や丼にトッピングするなど、うまく活用しましょう。
 ちょっとの意識で適塩に。毎日元気に過ごすために、まずは実践してみましょう。

表 食品の食塩相当量
参考 外食・テイクアウトのカロリーガイドブック(女子栄養大学出版部)
    コンビニエンスストアウェブサイトおよび商品記載情報