広報誌「かけはし」

■2014年7月 No.514


 今年度は、適塩ライフのための食事の実践ポイントをお伝えしています。今回は汁物編です。
   ○「食事摂取基準」が改訂
 まず、新着情報ですが、「日本人の食事摂取基準」が改訂されました。そのなかでは、1日の食塩量の目標値が男性8g、女性7gと、以前より低い値になりました。毎日の食事で、食塩量が多いと、高血圧の引き金になりますので、メニューを選ぶときも工夫が必要です。
   ○麺類の汁に多い塩分
 表にうどん、そば、ラーメンなど汁物で食塩の多いメニューをあげました。とくに汁物のとり方は、減塩のポイントになります。麺類は、全部食べると5〜6gの塩分量があります。そこで麺類の汁は、飲む量を減らしたり、みそ汁は1日1回くらいにして、野菜たっぷりの具だくさんのものを選びましょう。
 料理をするときは、だしをきかせ、みそなどの調味料の量は控えめに。ねぎや、みつばなどの香味野菜で味にアクセントをつけましょう
   ○「減塩表示」をチェック
 「減塩」「塩分ひかえめ」など表示のある食品も市販されています。製品のナトリウム量をしっかりチェックしましょう。食塩は、ナトリウムの約2.5倍に相当しますので、たとえば製品1人分にナトリウムが200mg含まれていれば、食塩相当量は、200mg×2.54=508mg(0.5g)です。
   ○食事の分量も考慮
 また、減塩食品でも、たくさん食べれば、食塩量は増えてしまいます。
 将来の生活習慣病を予防するために、適塩ライフをお勧めします。