広報誌「かけはし」

■2013年11月 No.506

  家で始める適塩ライフ
 これからの季節、鍋料理を囲む機会が多くなる時期です。水炊きや寄せ鍋、いま流行のトマト鍋などの鍋料理は、不足しがちな野菜が手軽にたっぷり摂れるメニューですが、おでんやすき焼き、ちゃんこ鍋など食塩が多いものもあり、注意が必要です。
 風味調味料を使わず、かつおやこんぶ、しいたけなど、自然の旨み味を活かしただし汁を使用したり、鶏肉や白身魚で味に深みを出し、調味料を控えるようにしましょう。薄味でも、薬味に、しょうがやシソ、ゆずなどの香りや風味を利用することで、美味しく食べることができます。
  食べ方の工夫で適塩ライフ
 味見もせず習慣的に漬物や味のついたおかずに、しょうゆやソースをかけて食べている人はいませんか。これでは、せっかく薄味の料理を作っても台無しです。自分では当たり前だと思い、とくに意識していなかった「食べ方」にも注意が必要です。
 また、調味料を使う場合は、「かける」と食塩を摂りすぎる傾向にあるので、「つけて」食べるようにしましょう。
  つける調味料を変えて適塩ライフ
 
 例えば、てんぷらを食べるときに、いつもはしょうゆをつけて食べているのをウスターソースやレモン汁に変えるだけで減塩ができるのです。これも、手軽にできる減塩の方法です。
 大阪府では、1日の食塩相当量の摂取目標量を一般成人で8.0g未満を推奨しています。したがって、2.5〜3g未満が1食あたりの摂取目標量になります。
 気をつけないと、あっという間に摂りすぎてしまう食塩。手軽にできる減塩から始めてみませんか。