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健保連大阪連合会と大阪府歯科医師会との意見交換会が5月21日、ホテルモントレ大阪で開催された。同日は大阪府歯科医師会の代表11人と大阪連合会の代表11人が出席し、「社会保障制度改革国民会議」に提出された双方の資料にもとづき基本的な考え方について意見交換を行った。
大阪府歯科医師会からは、国民の健康を守るための基本方針としての、健康寿命の延伸、要介護者のQOLの維持と改善、看取りの医療のあり方において、歯科医療・口腔ケアの現状と、大阪府歯科医師会として社会保障制度改革推進法についての意見提出、その他の取り組み等について説明があった。
一方、大阪連合会からは、以前にも増して厳しくなっている現在の健保組合の危機的な財政状況について説明したのち、医療・介護保険制度の課題として、被用者保険財政基盤の安定化のための、高齢世代と現役世代の負担の公平性の確保・高齢者医療制度への公費拡充の必要性等や医療費の適正化の方向性を説明し、国民皆保険制度の持続性を担保する仕組みづくりが必要であるとの発言を行った。
最後に、支払側、診療側のお互いの立場を越えて、国民が将来にわたり安心してよりよい医療を受けることができる医療保険制度構築の必要性についての考え方は同じであることを確認した。会合の概要は次のとおり。 |
日 時 |
5月21日(火) 16時30分〜 |
会 場 |
ホテルモントレ大阪 |
出席者 |
大阪府歯科医師会 11人 |
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健保連大阪連合会 11人 |
議 事 |
(1) |
3月27日開催「社会保障制度改革国民会議」における日本歯科医師会提出資料に基づく考え方の説明 |
(2) |
4月4日開催「社会保障制度改革国民会議」における健保連提出資料に基づく考え方の説明 |
(3) |
意見交換 |
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