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◇食物繊維って?◇ |
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食物繊維は、かつて「食べ物のカス」と考えられ、重要視されていませんでした。食物繊維には水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維は、俗に「コレステロールの吸収を抑制する」「ブドウ糖の吸収を穏やかにする」などといわれ、不溶性食物繊維は、「便のかさを増やす」「腸内環境を改善する」などといわれています。((独)国立健康・栄養研究所ホームページより)
「日本人の食事摂取基準」(2010年版)では、目標量は、18歳以上で1日あたり男性19g以上、女性で17g以上とされていますが、摂取量は別表のとおりどの世代も不足しています。 |
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★食物繊維をとるには |
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食物繊維は、魚介類や肉類などの動物性食品には、ほとんど含まれていません。豆類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類などに多く含まれています。とくに、そば、ライ麦パン、しらたき、さつまいも、切り干し大根、かぼちゃ、ごぼう、たけのこ、ブロッコリー、モロヘイヤ、糸引き納豆、いんげん豆、あずき、おから、しいたけ、ひじきなどは、1食あたり2〜3gの食物繊維が多く含まれています。これらの食材を毎日の食事のなかにうまくとり入れるとよいでしょう。 |
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ポイント1 |
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野菜には食物繊維が多いとはいえ、生野菜サラダばかりではかさが多く、量がなかなかとれません。煮物やおひたし、炒めものなど、火を通したほうがかさが減ってたっぷりと食べられます。小鉢1皿(1つ)分、約70gですので1日5皿を目安に、350gの野菜を食べましょう。 |
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ポイント2 |
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豆類、海草、きのこ、果物にも豊富に含まれるので毎食どれかを食べるように心がけましょう。 |
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ポイント3 |
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外食で食べる場合にも、主食や主菜ばかりを選ばず、野菜サラダや野菜小鉢とのセットものを選ぶこと、大人数で利用するときは、いろいろな種類の料理を注文し主食・主菜・副菜(野菜)がそろうようにして、分け合うなどの工夫をしましょう。 |
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