広報誌「かけはし」

■2012年11月 No.494

   栄養に関する知識や職場給食での実践ポイント、第3回目は脂質についてお伝えします。 
 3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)の1つである脂質は、高エネルギー源となる大切な栄養素です。
 炭水化物とたんぱく質1gは4キロカロリーのエネルギー源になりますが、脂質1gは9キロカロリーになります。
 日本人の食事摂取基準における脂質の摂取目標量は1日の摂取エネルギーの20〜30%としています。
 平成22年の国民健康・栄養調査の脂質摂取量の結果では、30%以上とっている人の割合は、男性20.7%、女性28.5%でした。
 ただ脂質は多すぎても少なすぎても良くありませんので、栄養のバランスを考えてとることが大切です。
  ポイント@メニューの選び方を工夫する
 揚げ物など、脂質が多く含まれるメニューには、野菜料理や煮物など和食メニューを組み合わせる。
  ポイントA見えない油に注意する
 調味料などに多く含まれている脂質(例えば:ポテトサラダのマヨネーズ、サラダ用ドレッシング、カレーのルー、パンや菓子に含まれているマーガリン、バターなど)
  ポイントB栄養表示を参考にする
   職場給食、市販食品の栄養成分表示を参考にする。
 飲食店でも栄養価表示、野菜たっぷりメニューの提供などがされています。(ヘルシー居酒屋等:詳しくは下記ホームページ参照)
 図1を参考に脂質のとりすぎに気を付けましょう。