広報誌「かけはし」

■2012年7月 No.490

   今回から栄養に関する知識や職場昼食での実践のポイントをお伝えします。第1回目は、よく選ぶメニューを例に栄養バランスについて考えてみたいと思います。
 
   ファストフード店やコンビニエンスストア等は、忙しくて食事の時間が取れない人にとってはとても便利です。しかし、栄養のバランスが偏りがちで、メニュー選びに注意が必要です。
   Aメニュー(ハンバーガー、フライドポテト、ジュース)では脂肪が多くビタミンやミネラルが不足しています。ポイントは「サラダをプラス!」。これだけでバランスのよい食事になります。
   Bメニュー(カップ麺とおにぎり)では主食に偏り全体的に栄養素が不足しています。ポイントは「主食・主菜・副菜を選ぶ!」。例:主食(おにぎり)主菜(ゆで卵)副菜(野菜サラダ)。
 Cメニュー(ごはん、汁物、焼魚、煮物)は栄養のバランスがよい食事ですが、食塩の摂取量が多く、カルシウムが不足しがちです。ポイントは「かけしょうゆは極力控え、カルシウムを多く含む緑黄色野菜や小魚、牛乳をプラス!」。
 メニュー選びでは毎食「主食・主菜・副菜」を揃えて、過不足になる栄養素を、調整していくことが大切です。
 次に、職場給食を利用する場合に心掛けたいポイントについてご紹介します。
 ポイントは「定食を選ぶ!」。定食は主食、主菜、副菜が揃って栄養バランスのとれた内容となっています。毎日、主食ばかり、主菜ばかりになってしまうと、栄養のバランスが悪くなります。習慣になると自分では気がつきにくいので注意しましょう。
 これまで麺類だけであれば、焼魚等の主菜と野菜サラダ、煮浸し等の副菜を一品ずつ加えるようにしたいものです。
 食材の中でとくに摂取したいのが野菜です。野菜に含まれる食物繊維はコレステロールの吸収や食後血糖の上昇を抑え、便秘も予防してくれます。
 野菜目標摂取量1日350gです。大阪府では、「野菜バリバリ朝食モリモリ」〜野菜あと100g朝食で野菜を食べよう〜を合言葉(第2次食育推進計画から)に、野菜の摂取、朝食の摂取を推進しています。
 あなたも、野菜を使った料理を1日5皿(朝・昼・夕で1・2・2)摂りましょう。

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