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健保連大阪連合会と大阪府歯科医師会との意見交換会が11月28日、ホテルモントレ大阪で開催された。
今回の意見交換会は平成14年以来、9年ぶりに大阪府歯科医師会からの呼びかけで行われたもの。同日は大阪府歯科医師会の代表8名と大阪連合会の代表8名が出席し、「社会保障・税一体改革成案」の検討を基軸に、双方の取り組みの現状と基本的な考え方について意見交換を行った。
大阪府歯科医師会からは、このほど公表された医療経済実態調査にもとづく歯科診療所の収支実態、大阪府歯科医師会附属の歯科診療所における夜間緊急歯科診療の実績等の説明があった。一体改革成案の具体的項目について、受診時定額負担の導入、70〜74歳の自己負担1割から2割への引き上げ案は、受診抑制を来たし疾病の重篤化に繋がるといった発言がされた。
一方、大阪連合会からは、現在の健保組合の危機的な財政状況について説明したほか、成案については、将来にわたって安定した社会保障制度の確立のための財源確保の必要性、高齢者医療制度において若年世代との負担のバランスに公平性を欠くこと、介護保険制度の総報酬割の導入については単なる国庫負担の肩代わり策であり反対等の発言を行った。
最後に、支払側、診療側互いに立場は相違するが、患者が将来にわたり安心してより良い医療を受けることができる制度構築の必要性についての考え方は同じであることを確認した。会合の概要は次のとおり。 |
日 時
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11月28日(月) 16時30分〜 |
会 場
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ホテルモントレ大阪 |
出 席 者
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大阪府歯科医師会 8人
健保連大阪連合会 8人 |
議 事
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(1) |
大阪府歯科医師会の取り組みと基本的考え方 |
(2) |
健保連大阪連合会の取り組みと基本的考え方 |
(3) |
意見交換 |
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