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あなたが目にされる食品には、「カルシウムたっぷり」「カロリーオフ」などいろいろなキャッチコピーが書かれています。あなたは、このような表示に惹かれますか?このような栄養成分表示を強調表示といいます。 |
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強調表示には、『絶対表示』と『相対表示』があります。 |
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@『絶対表示』のうち、栄養分を多く含むことを強調する表示(豊富・含有など)には、欠乏が健康に影響を与えるものとして、食物繊維、たんぱく質、ミネラル5種類、ビタミン12種類について基準が定められています。
一方で栄養成分の量が少ないことを強調する表示(低・レスなど)には、過剰摂取が健康に影響を与えるものとして、エネルギー・脂質・飽和脂肪酸・コレステロール・糖類・ナトリウムについて基準が定められています。 |
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A他の食品と比べて栄養成分の割合が多い、少ない、という表示を相対表示といいます。表示方法は、基本5項目の次に表示することになっています。強調表示の表現例は下表のとおりです。食品選びのときの参考にしてください。
【表示例】スポーツドリンクに『カロリーゼロ』と書かれていた場合、「エネルギーがほとんどない」という意味の強調表示です。正確なエネルギーは、基本5項目栄養成分表示の数値で確認しましょう。 |
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コラーゲン等、基準が定められていない栄養成分についても、表示をすることは可能ですが、決められた成分と混同しないように、別枠または枠外に表示することになっています。
また、最近ではトランス脂肪酸(脂質の成分)について表示がされるようになりました。
これは、過剰摂取と心疾患発症との関連が明らかになってきたことによるもので、栄養表示する場合の指針が健康増進法で定められました。
日本ではトランス脂肪酸の摂取は、総エネルギーの1%未満と考えられており、栄養表示は義務付けられていません。しかし、ショートニングやマーガリン等の油を多く含む食品(洋菓子、クッキーなどに広く使われています。)を食べる機会が多い人は、要注意です。
このように、栄養成分表示を知っていれば、食品を購入するときに、キャッチコピーにまどわされることなく、食品選びができます。
ぜひ、あなたの健康づくりにお役立てください。 |
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