広報誌「かけはし」
   
■2010年9月 No.468

   「朝ごはんは毎日しっかり食べたほうがいい」とわかってはいても、平日の朝は、時間がなく、すばやく食べられるもので軽く済ませたり、また家族と食卓を囲んでゆっくり会話もできないまま出かけることも多いのではないでしょうか。  
 せめて休日くらいは、家族そろって楽しく朝食を食べたいものです。とはいっても、休日はできるだけ朝遅くまで寝ていたい、子どもは夜更かしして朝から食欲がない、休日の朝くらい料理をしたくない、そんな方も少なくないはず。そこで、今回のテーマは、「手作り朝ごはん・上級編」とし、休日の朝に、家族そ ろって簡単メニューの朝食づくりにチャレンジして、子どもから大人まで楽しみながら朝食をモリモリ食べられるような方法をご紹介します。

おにぎりバイキング
   おにぎりの定番の具(梅干や鮭など)以外に、ツナと野菜のマヨネーズ和え、焼肉、じゃこと野菜の甘辛炒めなどの具をお子さまはもちろん、家族みんなで用意します。ご飯の中に包んだり、肉や高菜などでご飯をまいたりして好きな大きさや形に握りましょう。

なんでもサンドイッチ
   食パンやロールパンに、卵焼きや野菜炒め、コールスローやフルーツサラダ、前日のおかずの残りや市販のハンバーグ、コロッケなどを用意して家族みんなで、挟んで巻いて食べましょう。

みんな大好きホットケーキ
   市販のホットケーキミックスを使って、レーズンやバナナなどの果物やコーンやほうれん草、かぼちゃなどの野菜を加えて、家族でホットプレートを囲んで焼いたり、蒸し器で蒸しパンにしたり。また、薄く焼いてクレープ状にして、野菜やウインナー、果物やクリームチーズなどを巻いても美味しいですよ。

野菜ゴロゴロスープ
   コンソメスープや和風スープに、人参や大根、椎茸やじゃがいもなどの野菜をクッキー型などで抜いて、入れます。味付けは、醤油やみそ、カレー粉やケチャップ、豆乳や牛乳、チーズなど好みの調味料で仕上げましょう。ウインナーやベーコンを入れるとさらにおいしくなります。また、スパゲッティやマカロニを加えるとボリュームある一品になります。

「美味しくて栄養バランスのとれた朝食」のポイント
   1食の献立で、おもにエネルギーのもととなる食品=ご飯やパン、めん類などの「主食」。おもに体をつくるもととなる食品=魚や肉、卵、大豆製品、乳製品などが主材料の料理「主菜」。おもに体の調子を整える食品=野菜や海藻、きのこなどが主材料の料理「副菜」を揃えれば、栄養バランスが整いやすくなります(下の絵参照)。家族みんなで楽しくつくることができたら、栄養バランスも確かめてみましょう。


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