広報誌「かけはし」
   
■2009年11月 No.458

●なぜ野菜が必要?
   野菜は食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富で、しかも低エネルギーや低脂質です。肥満が気になる人に満足感のある食事を応援してくれます。

●野菜はどれだけ必要?
   野菜の目安量は1日に350g以上ですが、20歳〜 50歳代の摂取量は250g〜290gで、目標量を約100g下回っています。(平成19年度国民健康・栄養調査から)

●野菜量アップ作戦!
   1日に野菜を350g以上食べるには、意識して食卓に野菜料理をのせましょう。
 下記の、「食事バランスガイド」を活用して、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのか調べてみましょう。
 主食(ごはん・パン・麺)、副菜(野菜・キノコ・いも・海藻料理)、主菜(肉・魚・卵・大豆料理)、牛乳・乳製品、果物の順になっています。上のグループほど多くの摂取が必要で、下へいくほど摂取量が少なくなっています。量の単位は日常的な料理の量を目安とした新しい単位「つ(SV)」を利用しています。たとえば、野菜サラダやお浸しなどの小鉢が「1つ(SV)」です。1日にとる副菜の目安は5〜6つ(SV)です。

●さぁ!野菜量アップを始めましょう!
   まずは、いつもの食事に副菜を一品プラスすることから始めてみましょう。
 朝一皿「1つ(SV)」 昼二皿「2つ(SV)」 夜二皿「2つ(SV)」で野菜は1日5皿「5つ(SV)」
 数えてみましょう!


【朝食より、ちょっとでも寝ていたいあなたへ】
   最初から無理はせず、まず野菜ジュースからはじめて、おにぎりや、ゆで卵などをプラスしてバランスアップもしていきましょう。
例 冬野菜のジュース
(小松菜・かぶの葉・ブロッコリー・人参もお勧めです。)
 野菜に牛乳やバナナを入れたジュースは、美味しく、旬の野菜は栄養もいっぱいなのでお勧めです。また、野菜に牛乳を補うことでカルシウムもプラスできます。分量はお好みでアレンジしてください。

【昼食は、早さとボリュームたっぷりが、決め手のあなたへ】
   丼ものや麺類などは野菜の小鉢やサラダ・具だくさんの汁物などを一品選んでみてください。

【晩酌には、やっぱり肉料理というあなたへ】
   加熱調理した野菜で、一度にたくさん食べられる、お浸しや煮物を一品追加して、肉料理の食べすぎ予防に役立てましょう。


 あなたも野菜アップ作戦に、今日から挑戦してみましょう。
 野菜料理は毎食「1〜2つ(SV)」は摂れるようにして、野菜たっぷりメニューを楽しみましょう。