■2008年1月 No.436
ある日の1日分をみてみましょう
前回までは、食事バランスガイドを使って、朝食・昼食をそれぞれチェックしてみましたが、今回は、夕食も含めた1日分の食事をみてみます。
次に出てくる40歳、営業A男さんの食事を例に、図1を見ながら、A男さんの1日分の食事に合わせて図2に色を塗り、A男さんの1日の食事バランスをチェックしてみましょう!
朝 食
・食パン2枚
・目玉焼き1皿
昼食(外食)
・うどん1杯
・おにぎり1個
夕食(外食 )
・鶏肉のから揚げ
・まぐろとイカの刺身
・きのこソテー
・冷奴
・ビール
図1:料理例と数値(つ/SV)の数え方
図2
★食事バランスチェック★
朝 食
…
主食2つ(食パン)、主菜1つ(目玉焼き)
昼 食
…
主食3つ(うどん2つ・おにぎり1つ)
夕 食
…
副菜1つ(きのこ)、主菜6つ(から揚げ3つ・刺身2つ・冷奴1つ)
となります。できましたか?ここで、夕食のビールは嗜好飲料なので、コマの中には入りません。
日頃、とくに運動をしていないA男さんが1日に必要な食事の量は、主食5〜7つ、副菜5〜6つ、主菜3〜5つ、牛乳・乳製品2つ、果物2つです。この日のA男さんの1日分の食事の合計は、主食5つ、副菜1つ、主菜7つでした。A男さんの食事は、必要な量と比べて、何が多く、何が少なかったでしょう?色を塗った図2のコマのバランスを見てみましょう。
★改善アドバイス★
A男さんは、副菜が少ない一方、主菜を摂り過ぎているようです。朝食のパンにトマトとレタスをはさみ、昼食にはひじきの煮物とほうれん草のお浸しをプラス、夕食では刺身の替わりに野菜の煮物を食べると、1日分で、副菜が5つ増え、主菜が2つ減ります。このように、外食でも、主菜ばかり食べずに、意識して野菜料理を選ぶようにしてみましょう。また、牛乳・乳製品や果物は、朝食や間食にプラスすると良いでしょう。
さぁ、あなたも1日の食事を思い出し、バランスチェックをしてみましょう。
◆参考ホームページ
毎日の食生活チェックブック
(http://www.maff.go.jp/food_guide/checkbookhp.pdf)