広報誌「かけはし」
   
■2007年8月 No.431



『食事バランスガイド』
を知っていますか?

 『食事バランスガイド』とは私たちが健康で暮らすためにはどんな食事をしたらよいのかをわかりやすくイラストで示したもので平成17年に厚生労働省と農林水産省が作成しました。健康のために食事に気をつけようと思っていても「1日になにをどれだけ食べたらよいのかわからないなぁ」「毎日忙しくて栄養まで考えて食べるなんてできないなぁ」というあなた、この『食事バランスガイド』はまさにそんなあなたのお助けアイテムなのです。
 早速、イラストを詳しく見てみましょう。
 よく見るとなにやらなじみのある形。そう、コマの形です。このコマで望ましい1日の「食事の量」と「組み合わせ方」が一目でわかるようにイラストが工夫されています。
 食を、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの食品グループにわけ、それぞれ1日に必要な量をイラストにあてはめてあらわしています。
 水やお茶といった水分は食事のなかで欠かせないものとしてコマの軸に、お菓子や嗜好飲料は食生活の楽しみとしてコマを回すためのヒモになっています。また、食事とともに欠かせない運動はコマの回転をあらわしています。そして、それぞれのグループの1日にとりたい数値をグラム数ではなく、料理がひとつ(1sv※)、ふたつ(2sv)というような単位で簡単に指折り数えられるようにあらわしています。



 どれかのグループだけをとりすぎたり不足したりするとコマが倒れてしまいます。コマが安定して回り続けるように意識して食べることで栄養バランスを改善することができます。
 次回からは、『食事バランスガイド』の活用方法をお話しします。
 生活習慣病を予防して元気に働くために、『食事バランスガイド』を使って一緒に食生活を見直しましょう。

※svとは「サービング」の略で、各料理について1回あたりの標準的な量を大まかに示すものです。