広報誌「かけはし」
   
■2006年10月 No.421


血圧高めは要注意!
 「血圧がちょっと高いんだけど大丈夫」といっているあなた!黄信号ですよ。それに肥満が加わるとメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予備群です。
 そうならないために日頃からバランスよく食べ、塩分控えめを心がけましょう。
 平成16年度の国民健康・栄養調査の結果、1日当たりの食塩摂取量は10・7gでした。健康な人は10g以下が目標です。血圧が少し高めの人は7g程度にしましょう。
 では手軽にできる減塩の方法を紹介します。

隠れ塩分にはご用心!
 ハム、ソーセージ、ちくわ等の練製品やめん、パン等の加工品には塩分が入っています。
 知らず知らずのうちにとっている塩分には気をつけて!
 また漬物や佃煮、塩干物の魚には塩分が多く含まれています。1回に食べる量と回数を控えましょう。
 

上手な食べ方アドバイス
 熱いものは熱いうちに冷たいものは冷たいうちに食べるとうす味でもおいしくいただけます。
 かけしょうゆ(ソース)やふり塩は、まず味をみてからにしましょう。また、回してかけるより、小皿にとってつけて食べる方が塩分が少なくてすみます。

外食でのアドバイス
・外食は1日1回程度にとどめましょう。
・単品メニューよりは定食の方が野菜が多くとれおすすめです。
・うどん、ラーメン等の汁は半分残しましょう。

減塩調理のテクニック
・新鮮な食材を選ぶとうす味でもおいしい。
・だし汁は天然のものを選ぶとだしのうまみで調味料が少なくてすみます。
 また、しょうゆにだしを入れると手づくりの減塩しょうゆのできあがりです。
・みそ汁は具だくさんにするとみその節約になります。これで1日1杯程度にしましょう。
・しその葉、ねぎ、ごま等の香りやレモン、酢等の酸味を利用すると調味料控えめでもいけます。
・煮物などの味付けはうす味で最後に照りをつける要領で表面味にするとしょうゆの節約になります。

減塩は日頃のちょっとした心がけで慣れてきます。健康の扉を開けるのはあなた自身です。