「日本の水はとてもいい」と昔からいわれてきましたが、汚染されていることがわかりました。工場・家庭などから出る汚染物質が水道水に混入し、さらに金属部品やドライクリーニングの洗浄に使われる有機化学物質による地下水汚染が問題になっています。厚生労働省は水道水に含まれている発がん性物質の疑いがあるトリクロロエチレンなど、汚染物質を規制するための暫定水質基準を決めています。また、大腸菌はWHO・ヨーロッパ・アメリカでは100回の検査で5回位はよいとされていますが、日本の水道法では、1個でも検出されないよう殺菌のための塩素量は世界の国々と比較しても極めて高いことがわかっています。腸のなかに大腸菌をもっているのにもかかわらず…。高濃度の塩素はヒトの皮膚や粘膜に直接、傷害を与えます。さらに塩素によって生じたトリハロメタンは発がん性を示すことが知られています。 |