広報誌「かけはし」
   
■2005年11月 No.410


「食事のバランス」

 今日はトンカツ、寿司、それともラーメンですか?
 健康のために気をつけたいけど、食事のエネルギーはわからない。野菜も食べなくてはいけないし、どうしたらいいの?
 健康づくりのためには、食事は1日3回、毎回主食・主菜・副菜をそろえて食べることが大切です。そんな面倒なことと思われる方に、お勧めなのがこのたび厚生労働省と農林水産省から発表された「食事バランスガイド」です。これは、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかが一目でわかる食事の目安です。主食・副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つのグループの食品を組み合わせてバランスよくとれるよう、コマにたとえてそれぞれの適量をイラストでわかりやすく示しています。
 このイラストの料理例を合わせるとおよそ2200キロカロリーです。ほとんど1日座って仕事をしている運動習慣のない男性にとっての1日の適量を示しています。
 料理例を参考として、実際に料理をいくつとっているか数えることにより、一人ひとりが1日にとる目安の数値と比べることができます。
 具体的には、サラリーマンの昼食を例にご説明します。5つのグループの食品別に、

  @主食は2〜3つ
    ごはんなら小2杯または大盛り1杯。
    うどん、そばなら1杯が2つ分。
  A副菜は2〜3つ
    野菜サラダ(大皿)、野菜の小鉢は1つ分。
    野菜炒め、野菜の煮物(中皿)は2つ分。
  B主菜は2つ
    冷奴、目玉焼き(1個)は1つ分。
    魚料理は2つ分。
    ハンバーグ、肉のソテー、唐揚げ等は3つ分。  

  @ABをそろえて、できれば牛乳・乳製品か果物があればなおいいでしょう。
  特に、外食では、野菜が不足がちになりますので、野菜がたくさん入っているメニューを選ぶなり野菜のおかずをプラスしましょう。前回ご説明しました「うちのお店も健康づくり応援団」の一部の店には、野菜たっぷりメニューがあり、1人分100グラム以上の野菜が、総菜では、100グラムあたり50グラム以上の野菜が使われています。
  実際に食事バランスガイドを使って、あなたの1日の食事をチェックしてみましょう。