試案の公表があった同じ日に、会長声明を発表したことに意義があった。試案は、高齢者医療制度の内容で閣議決定より後退するなど、全体的に容認できない。
今後の対応は、WGで論議検討し、11月上旬にまとめるとしている。
試案では、医療費適正化計画で、療養病床における食費居住費を保険から除外するとしている等、部分的に健保連が提言した内容もあるが、保健事業の義務化、現金給付の見直しなど慎重に対応すべきものもある。
高齢者医療制度は、前期高齢者の財政調整方式が一番の問題点で、拠出金と同じ施策であり、絶対反対である。退職者医療制度の存続も、大問題である。
また、標準報酬、標準賞与の見直しなど慎重に対応すべき内容も含まれている。 |