8月24日の会議において、過去2年間の改革論議を踏まえた「議論の整理(案)」が大筋で了承され、中間的とりまとめとされた。
「議論の整理(案)」は、基本的考え方、保険者の再編・統合、新たな高齢者医療制度の創設、医療費適正化、診療報酬体系の見直し、今後の進め方、を柱に構成されているが、焦点とされる課題のほとんどは意見が分かれ、両論併記となった。
意見が分かれていると、厚生労働省の試案は、平成15年の基本方針に沿って出てくると考えられ、健保連としては、日本経団連、連合との関係を強化して、これに対応する必要がある。
健保連は、7月に高齢者医療制度の提言をまとめたが、厚生労働省の案は基本方針に沿って、例えば前期高齢者の財政調整となると、これに対して健保連としてはどう対応するのか、議論と意思結集を図る必要があるとしてきた。高齢者WGで引き続き議論し、次の常任理事会で基本論議をすることとしている。 |