広報誌「かけはし」
   
■2005年9月 No.408

「栄養成分表示 のあるお店」
 健康づくりの第一歩は食事から…。わかっていても、なかなかむずかしいものです。
  糖尿病や体重がオーバー気味で摂取エネルギーの制限が必要なあなたは外食するとき、どのような注意をしていますか?そんなときにはメニューのエネルギー表示がおすすめです。
  たとえば1日の推定エネルギー必要量が2000キロカロリーの人が、昼食に900キロカロリーの豚カツ定食を選んだ場合、目標値である700キロカロリー(1日のエネルギーの約35%)を超えてしまいます。このようなときは、少し残すかまたは夕食を和風にしてエネルギーを加減しましょう。
  高血圧症や心疾患で減塩が必要な方は食塩量が参考になります。食塩は1日10グラム未満を目標にし、1食あたりでは3グラム前後を目安にしましょう。
 焼肉定食を選んだ場合、食塩量はかなりオーバーします。味噌汁は全部飲まずに残したり、漬物や別添えのタレやドレッシングの量を控えるなど気をつけましょう。
  脂質のとり過ぎに注意が必要な高脂血症や虚血性心疾患の方は脂質量の表示が参考になります。
 脂質は1日の推定エネルギー必要量の20〜25%が望ましい量です。2000キロカロリーの人の脂質は44〜55グラムとなります。
  フライや天ぷら、から揚げなどの定食を昼食に選んだ場合、付け合わせの野菜にかけるマヨネーズや油脂を使ったドレッシングは控えめにしましょう。また、夕食は焼魚や煮物の和風メニューがおすすめです。
  このように栄養成分表示を日ごろの食生活に上手にとり入れましょう。
  栄養成分表示の項目は表示店によって違いますが、エネルギー、脂質、食塩等が多く、表示用紙はレジの横や壁に掲示されていたり、ショーケースに入っていたり店によりさまざまです。

「うちのお店も 健康づくり応援団」
 大阪府内で約6、500店ある「うちのお店も健康づくり応援団」協力店では栄養成分表示だけでなくエネルギーや食塩、脂質などの控えめメニューの提供、減塩しょうゆやポン酢の選択、野菜のお代わりなど「ヘルシーオーダー」のできる店等があり、皆さんの健康づくりを応援しています。
 これらお店を探すには、この事業を推進している大阪ヘルシー外食推進協議会のホームページをご覧ください。 http://www.osaka-gaishoku.jp/を検索してみましょう。
 「ぐるなび」と連携し、今年度ホームページをリニューアルしました。「ぐるなび」トップページの「特選リンク集」からもアクセスできます。
 また、健康・栄養情報やヘルシーメニュー人気コンテストの入賞店等の情報も満載しています。
 皆さんの行き付けのお店は栄養成分表示がありますか?表示のないお店には、皆さんから「うちのお店も健康づくり応援団」の情報を提供してはいかがでしょうか。ホームページには申し込み方法も掲載されています。