
家庭での手づくりの料理は、家族の好みに合わせた味つけができ、健康や栄養面への配慮や経済性で好ましいことはいうまでもありません。
しかし、共働き家庭の増加や、電子レンジの普及などにより、調理済みの総菜や、持ち帰り弁当の利用が増加しています。
これらは、時間がないときなど手軽に利用ができ、総菜は少量でも必要な分だけ買えて、無駄がないなどのメリットがある一方、「味が濃い」「油ものが多い」などの問題点もあります。
そこで、総菜や持ち帰り弁当の上手な利用の仕方についてお話しします。
■総 菜
●総菜でもっともよく利用されているのが、フライや、コロッケなどの揚げ物です。衣をつけて揚げる天ぷらやフライに含まれる油の量は、から揚げと比べると3倍になり、エネルギーが高くなるので食べ過ぎに要注意です。
●サラダや和え物、酢の物などでビタミンを補給しましょう。
■持ち帰り弁当
●弁当を選ぶ際は、栄養のバランスを考え、できるだけ食品数の多いものを選びましょう。
●保存性を高めるために味つけの濃いものもあります。塩分を減らすには漬物や佃煮を残したり、添えてあるしょうゆやソースの量を控えたりしましょう。
●どうしてもカルシウム、ビタミンが不足しがちです。牛乳・乳製品、野菜、果物などをプラスしましょう。
健康のためにとりたい野菜の量は、1日350g(そのうち緑黄色野菜は120g以上)です。1日5皿を目安にしましょう。
いかがですか。手づくりの料理と組み合わせながら、おいしくて楽しい、健康的な食生活を送りましょう。
肥満や生活習慣病が気になりだしたら、一度食生活をチェックしてみてください。
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