<かけはし2月号より>
藤井寺市にある道明寺天満宮では、毎年、菅原道真公の命日にあたる3月25日(陰暦では2月25日)に「菜種御供大祭」が催される。「春ごと」とは農家の休日のことで、春の仕事が始まる時期にこの神事をおこない、そのあと農作業をはじめるのが慣習になったとか。1年の豊作を祈願する気持ちが神事に込められている。
当日午前9時から、入進学感謝祭や十三参りなどの行事のほか菅公遺品特別公開もあり、また境内や参道では骨董品市、春の大植木市が催され多くの人出でにぎわう。ハイライトとなる稚児行列は午後1時から、行事に華やかさを添えることとなる。
(3月号からは花の名所シリーズ10回の掲載を予定しています) |