<かけはし7月号より> 五月山の文字火にはじまる池田の「がんがら火」。毎年8月24日夜に行われる池田の伝統的な夏の風物詩だ。「がんがら火」の呼び名は、市中を練り歩く松明に随行する八丁鉦(かね)や半鐘の音に由来するもので、ガン、ガン…という賑やかな囃子にのって子どもたちの松明が、そのあと気合の入った掛け声とともに大人たちの勇壮な大松明のパレードが繰り広げられる。「家内安全」「火難厄除け」を願って、江戸時代から360年も受け継がれている貴重な伝統行事となっている。
伝統祭事シリーズD