■2004年1月 No.388
昔から「腹八分目に医者要らず」という言葉がありますが、とても良く言い表した言葉だと思います。現在社会はマーケットにたくさんの食品が並び、必要以上に食べ物が手に入る時代の中で、腹八分目にすることは難しく、ついとりすぎになっています。
また、日々の活動量も交通手段の便利さとともに、仕事に追われている人にとっては運動を心がけることもしんどいようです。大阪府においても男性は4人に1人が肥満です。
肥満を判定する基準の一つとして世界的に使われているBMIがあります。まず、BMIを使って自分の適正体重を知りましょう。肥満度25%以上になると生活習慣病等を招きやすくなるので注意が必要です。「肥満」と出た方は、日ごろの食生活を見直しましょう。また、女性の「やせ」についても気をつけましょう。
日本は四季があり、自然の恵みの多い国です。料理もその恵みに支えられ、時の流れの中で磨かれてきました。正月、節句、祭りなど伝統行事に結びついた食べ物があり、旬の味を大切にしてきました。
食文化には、地域の食材を毎日の料理に活かすための工夫や知恵がたっぷり詰まっています。この食文化を、次の世代へ伝えることも、私たちの大切な役目です。
また、各国のさまざまな料理を取り入れて食事の種類を広げることは、食事の楽しみが増えるだけでなく、いろいろな食品を食べることにつながり、食事のバランスを保つのにも役立ちます。ときには新しい料理を作り、家庭の味に加えてみることは食卓にも変化が出てきます。
1.
食事は「どか食い」をする。
2.
あっさりした料理よりこってりした料理をよく食べる。
3.
アルコールを毎日飲む。
(ビールなら中1本・日本酒なら1合・ウイスキーならダブル1杯以上)
4.
清涼飲料水をよく飲む。
(1日に缶ジュース・缶コーヒー等を1本以上)
5.
洋菓子、和菓子等間食を毎日食べる。
6.
寝る前に夜食をよく食べる。
7.
食べるのが早い方である。
8.
野菜は嫌いであまり食べない。
0〜2個 …
この調子でがんばりましょう。
3〜5個 …
食べ方を意識しましょう。
6〜8個 …
徹底的に見直しましょう。