広報誌「かけはし」
   
■2003年11月 No.386
   

  ● たっぷり野菜と毎日の果物でビタミン、ミネラル、
     食物繊維をとりましょう。
  ● 牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで
     カルシウムを十分にとりましょう。

 
 あなたは、毎日たっぷり野菜を食べていますか?野菜や果物には、病気に負けない力を高めたり、身体の調子を整える働きがあるビタミンやミネラル、おなかの調子を整える働きがある食物繊維を多く含んでいます。
 緑黄色野菜や果物をよく食べる人は発がんのリスクが下がるといわれています。野菜は「1日5皿・朝・昼・夕欠かさず」食べるように心がけましょう。
 最近の日本人の食事では、カルシウムが不足しがちです。
 牛乳や乳製品、小魚はもちろん、小松菜・ほうれん草といった緑黄色野菜、豆類にもカルシウムは多く含まれています。毎日、意識的にカルシウムを含む食品を食べるようにしましょう。

  塩辛い食品を控えめに、塩分は1日10g未満にしましょう。
  ● 脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
  ● 栄養成分表示を見て、食品や、外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
   食塩のとりすぎは、胃がんや高血圧、脳卒中や心臓病等の危険因子となります。食塩の摂取量を減らすには、ラーメンやうどんの汁は残す、レモンなどの柑橘類や香辛料、酢等を上手に利用する等の工夫をしましょう。
 肉の脂身やバター等に多く含まれる動物性脂肪は、がんのほかに動脈硬化や高脂血症等の危険因子でもあります。
 ただし魚の脂肪に含まれる不飽和脂肪酸DHAやEPAはそれらの病気を防ぐ働きがあるので積極的にとりましょう。
 肉類は煮る、蒸す、網で焼く等の調理で余分な脂肪分を取り除きましょう。
 「うちのお店も健康づくり応援団」のステッカーのある飲食店では、メニューに含まれる脂肪や塩分等の栄養成分表示や野菜たっぷりメニューの提供を行っています。ぜひご利用ください。
疾病と生活習慣(食生活)の関係
悪性新生物 心 疾 患 脳血管疾患 糖 尿 病
塩辛い食べ物
のとりすぎ
食塩の
とりすぎ
食塩の
とりすぎ
食べすぎ
動物性脂肪の
とりすぎ
動物性脂肪の
とりすぎ
カリウム(野菜・
果実)の不足
甘味食品・
飲料のとりすぎ
食物繊維不足 カリウム(野菜・
果実)の不足

資料/健康おおさか21より

1. たっぷりの野菜・果物を毎日とる。
2. 牛乳を毎日1本(200ml)飲む。
3. 豆類・小魚などをとるようにしている。
4. 塩辛い食品を控える。
5. 脂っこい食品に偏っていない。
6. 食品を選ぶ時、外食時、表示を参考にする。

6個 …   

この調子でがんばりましょう。
5〜3個 … もうちょっと
食事を意識しましょう。
2〜0個 … 食事にもっと
気を配りましょう。