広報誌「かけはし」

■2003年1月 No.376

意識して減らしたい!「食塩」
 今月は「食塩」のお話です。食塩のとりすぎは、高血圧や心臓病、脳卒中、胃がんなどの発症に悪影響を及ぼし、カルシウムの排泄を促すことから、骨粗鬆症にもなりやすくなるといわれています。
 「食塩をとり過ぎている」と思っている人は、女性より男性の方が多いようですが、男性は、外食の機会が多く、塩辛い酒の肴などを食べることが多いからかもしれません。
 味の好みは多分に習慣的なもので、意識して減塩に気をつければ薄味に慣れることができます。
 塩辛いものをとっていなくても1日でとる食事からの食塩の総量が問題なのです。
 望ましい食塩の摂取量は、1日10グラム(小さじ約2杯分)未満です。

   ★あなたは食塩をとり過ぎていませんか。  チェックしてみましょう。

食塩のとり過ぎチェック

@料理にしょうゆやソースをよくかける (はい・いいえ)
Aみそ汁など汁物を1日2杯以上飲む (はい・いいえ)
B漬物や佃煮は食事の時にかかせない (はい・いいえ)
C塩蔵品や加工食品を1日2回以上食べる (はい・いいえ)
Dめん類の汁は全部飲む (はい・いいえ)
 「はい」が3つ以上の方は、食塩量がおおよそ10グラム以上になります。

   ★減塩食生活をめざし、今日からトライ!
   @

味付けしてあるおかずに、しょうゆやソース、塩をかける習慣をやめましょう。
しょうゆはかけるより少量を小皿にとり、つけて食べるようにしましょう。
てんぷらやお浸しには、濃い目のだしで薄めたわりじょうゆやレモン、ゆず、すだちなど柑橘類を利用した酢じょうゆをかけましょう。

A 汁物は1日1杯までにしましょう。
豚汁やかす汁のように実だくさんにして、葱や三つ葉など香味野菜も利用しましょう。
B 漬物や佃煮は、量も回数も減らしましょう。
漬物は浅漬けにしたり、サラダ風に、佃煮はひかえめに。
C 塩鮭やたらこなどの塩蔵品、ハム、ソーセージ、ちくわなどの加工食品は、できるだけひかえましょう。
D めん類の汁は、全部飲まないで、半分は残しましょう。
E できるだけ新鮮な材料、旬の食材を選び、材料の持ち味を活かしましょう。
あなたは、どの項目に「はい」がつきましたか。日ごろの食生活をふり返り、できることからはじめましょう。

   
あなたは、どの項目に「はい」がつきましたか。
日ごろの食生活をふり返り、できることからはじめましょう。