広報誌「かけはし」
■2002年2月 No.365

  資格関係誤りの
再審決定状況
   大阪府診療報酬支払基金は保険者から申し出のあった資格関係等の誤りによる再審査の結果をまとめた。
 昨年4月から9月まで6カ月間の大阪府下健保組合の再審査調整件数は98、000件約10億5、000万円であった。
 誤りが多かったのは
  @ 資格喪失後受診
  A 記号・番号誤り
  B 本人、家族の誤り
  C 旧証によるもの
  などである。
  誤りの発生は診療側
保険者側双方に責任
   これらの誤りの多くは保険者のレセプト点検により発見されるものであるが、誤りの原因は医療機関に責任があるものだけではなく、保険者や被保険者に責任があるものも含まれている。
  資格関係誤りの
未然防止対策
   現在、支払基金では誤りの多い保険医療機関に対する面談、文書連絡等による対策を積極的に進め、これらの誤りの発生を未然に防止するよう努めている。
  支払基金から保険者に
誤り防止への協力依頼
   資格関係誤り防止について、支払基金からつぎのような対策を健保組合にも徹底して欲しいとの依頼があった。
 各健保組合ではこれらの対策はすでに実施しているが、引き続き一層の協力をお願いします。
  (1) 健保組合は、被保険者証等の更新が行われた時の旧証、資格喪失者の被保険者証等を早期に確実に回収してください。
  (2) 被保険者に証の提示等を周知徹底してください。
    ・初診時には必ず被保険者証等を保険医療機関窓口に提示
 する。
・継続受診の時は月初めの再診時に提示する。
・受診継続中に資格の変更等があった時は、速やかにそのこと
 を受診医療機関窓口に申し出る。