広報誌「かけはし」
■2001年11月 No.362
 
ウオーキング講習会&ウオーク
〜正しいウオーキングと正しい歩き方〜

   「ウオーキング講習会&ウオーク−正しいウオーキングと正しい歩き方−」が10月21日(日)、大阪市此花区の舞洲アリーナで実施された。当日はウオーキングの理論について専門家の講習を受けた後、8qのコースを歩く実技が行われた。
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ウオーキングと健康
   ウオーキングと健康について語るのは、(社)日本ウオーキング協会公認指導員の上野敏文氏。
 「生活習慣病の最大の原因は運動不足。運動は生活習慣病の一番の元凶である体脂肪を燃やし、蓄積も予防する。特にウオーキングはいつでもどこでも誰でもできる簡単な運動だが、効果は歩き方によって変わってくる。
 姿勢は膝を伸ばしてかかとから着地、歩幅もある程度大きく、上半身も動かせば効果が上がる。歩く強度は(220―〔年齢〕)×0・6〜0・75程度の心拍数を目安に、少しきついと思えるぐらいが最適。歩く時間はよく1日30分といわれるが、1回10分を3回でも効果があると報告されている。ただし、体脂肪を燃やすならある程度長い方がいい。歩く頻度は週4回ぐらい。水分補給も大切。喉が渇く前に少しずつ水分を補給した方がいいだろう」
   
シューズの選び方
   同協会の清水泰史氏はシューズ選びについてこうアドバイスする。
 「靴選びのポイントは、@通気性のよいものAウオーキングカットが施され、かかと部のクッション性と安定性のよいものB前足部が足の動きに沿って屈曲するものC靴底が滑りにくいものDフィッティングのよいもの。特に足の指にある程度の余裕があり、かかと部、足裏がしっかりホールドされていることが大切。シューズに加え歩数計、日よけの帽子とタオルがあれば、準備OKだ」
 講習のあとは同協会の小野健次氏が加わり実技。ストレッチングとフォームチェックのあと、1マイル歩行テストや歩行速度測定、ダイバース・ウオークを実施。昼食後、いよいよ阪神伝法駅までの8qのウォークに出発。時折雨のぱらつくあいにくの天気だったが、参加者たちは元気に目的地に到着した。

 ▲「正しい姿勢と歩き方」などの実技を

▲講習会のあと8qのコースに出発する参加者