広報誌「かけはし」

■2019年5月 No.572
 
投稿 言わしてんか!聞いてんか!

●退職後は保険証を使わないで!!
 

 高齢者医療制度の負担構造改革が進まないなかで、拠出金の組合財政への圧迫は言わずもがなではあるが、高齢化等に伴う医療費も増加の一途をたどっている。
 また、医療費とは比較にならないが、なかなか減らないものとして資格喪失後受診がある。今後は個人番号カード等を活用したオンラインでの資格確認も導入されるが、現状は資格喪失時の保険証回収に努め、医療機関へのレセプト返戻、本人への医療費返還請求、保険者間調整など債権回収手続きに伴う事務処理にも時間を要している。
 特に最近では外国人労働者の資格喪失後受診がみられるようになった。
 外国人労働者は医療保険制度に対する知識が少ないのか、退職後の受診についても、言葉の障害や帰国により債権回収の機会を逃すことも多い。
 政府は、働き手不足の解消のため入管法の在留資格に「特定技能」を新設して、2019年4月の施行から5年間で最大約34万人の外国人労働者の受け入れを見込んでいる。
 運用要領(ガイドライン)では、医療機関での受診方法等が示されているが、資格喪失後受診は完全になくならないように思う。組合としても、オンラインでの資格確認のみに頼るだけではなく、事業主と連携して、外国人労働者に医療保険制度をもっと理解してもらう努力が必要ではないだろうか。

(第4地区 適正化の鬼)

   
●いつまで続く花粉症!!
 

 今年の花粉はひどい! 花粉は1年中あるが、最も多いのが日本人の国民病ともいわれている春のスギ花粉だ。あまりにもひどいので、スギ花粉がなぜ増えたのか調べてみた。
 戦後全国の山林では建材としての使用や治水を目的にスギの木の植林が行われた。しかしその後、価格の安い木材の輸入が盛んになるにつれ、スギの手入れがおろそかになっていき、1960年代後半から花粉量の多い樹齢30年以上のスギ林の面積が広くなり、1970年代に入り、患者数が急増していったそうだ。
 私も花粉症になって30年以上が経っているが、発症当時は市販薬などなく病院へ行くしかなかった。マスクも今ほど多種多様ではなく、布製でかけるのが恥ずかしいものだった。今はマスクをしていても誰も嫌がらないようになり、市販薬も1日1回で済むものや、眠くなりにくいものなど充実している。
 私もなんとか市販薬とマスクで春を過ごしてきたが、今年は今まで効いていた薬が効かない! 猛暑の翌年は花粉飛散量が増大するらしいが、今年は本当にひどい! 薬を替えてもなかなか効かない。
 心配した友人が、和歌山県北山村で栽培される柑橘類で「じゃばら」のパウダーをくれた。「じゃばら」にはポリフェノールの一種である『ナリルチン』という成分が含まれている。この『ナリルチン』は、人が花粉などのアレルギー反応の際に放出するヒスタミンを抑制することが分かり、注目を集めているらしい。テレビなどでも紹介する番組が増えてきている。
 今年の花粉には間に合わなかったが、1年続けてみようと思う。来年の花粉の時期にはマスクなしで過ごせることを期待して…。

(第5地区 M・H)

 
●乳幼児医療費助成にも健保負担
 

 現在、2歳8カ月の息子を保育園に通わせながら、健保の業務に携わっております。
 今年の10月から消費税が10%に引き上げられることから、子育て世帯の経済的な負担を軽くするために、幼児教育・保育無償化の制度が始まります。
 我が家もこの恩恵にあずかり、来年の4月からではありますが対象となります。家計の負担が軽くなることに、大変ありがたいなあと感じています。
 医療費については、乳幼児医療費助成制度により、私が住んでいる自治体は0歳児から中学卒業まで医療機関の窓口で1回最大500円(同一月内の自己負担額が2500円を超えたときは、申請により超過分の払い戻しあり)の負担で治療を受けることができます。制度内容は自治体によってまちまちですが、過去10年ほどで対象年齢も上がり、内容も充実するなど大きく拡大してきました。
 子育て世代にとっては強い味方となる制度です。しかしながら、健保組合に勤めている立場としては、そうも言っていられません。年々、医療費が増加し医療保険者の財政に大きく影響しています。
 「木を見て森を見ず」。窓口負担が1回最大500円の残りを、税と健保組合や協会けんぽ、国保などが負担している事実が見過ごされているのではないでしょうか。

(第6地区 A・M)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)