広報誌「かけはし」
 
■2012年2月 No.485
投稿 言わしてんか!聞いてんか!
   
●被保険者証の名前
 

 bS82の「言わしてんか!聞いてんか!」に掲載の「分からないので教えてください」に関連して保険証のことを…。
 私たち健康保険組合が発行している「健康保険被保険者証」は、十分に身分証明になりうる代物であるが、最近、外国人の被保険者が増えたせいで、大変なことになっている。
 それが、名前。
 日本人であれば、姓、名の順となるが、外国人となると「ミドルネーム」のみならず、父方やら母方やらの「ファーストネーム」まで、ついてくる。
 「じゅげむ じゅげむ…」ではないが、どこまでが「姓」でどこからが「名」なのか。ひたすら続く名前。親とほとんど変わらない名前。ジュニオルがついているだけで子供の名前になる。
 もちろん、健康保険組合としては、事業主からの届出により、登録するものであるが、正直、事業主も迷っている。「外国人登録証」どおりに資格取得届や被扶養者異動届を提出することに統一しても、この「外国人登録証」がやっかいで、アルファベット表記のみで読み方が書いていない。だいたいの読み方で事業主が届出をするとなると、後日、被保険者から氏名訂正の依頼が次から次へとやってくる。名前の順番が違う。読み方が違う。
 レセプトチェックにも支障をきたすようになった。
 実際、双子で一番下の名前のみが異なっていたのだが、レセプトには名前が途中までしか表記されておらず、どちらのものなのか判断できず、医療機関に問い合わせたこともある。
 医療機関や日本年金機構の本人確認も大変な作業だと思う。
 社会保障・税番号制度の導入が待ち遠しい。

(第1地区 M・K)

   
●料率と保健事業 健全財政が健康の基盤
 

 健保組合の業務に従事して2年弱になります。財政面について着任当初はそれほど深刻に考えておらず、平成25年度に新しい高齢者医療制度がスタートするとされていたことからそれまでに25年度以降の拠出抑制を見据えたつもりで、特定健診率・保健指導率・改善率向上をめざしました。保健事業費の増大覚悟で自己負担の少ない主婦層向けのミニ人間ドック制度創設を行うなどの施策をとりました。
 ところが、高齢者医療への支援金・納付金が急激に増加し、財政が悪化。着任2年目の年度途中で保険料率を上げ、今後もさらに引き上げざるを得ない状況となり、健保財政の脆弱さを痛感しているところです。
 短期間に2度保険料率を上げようとするのならば、その前に保健事業費削減を前提にという考えが事業主側にあるのは無理もないことでしょう。
 ただ、健保組合としては特定健診・ジェネリック医薬品使用促進などの保健事業が疾病予防・医療費適正化に必要なものであり、ひいては仕事に対する士気向上による従業員の貢献と企業の活性化に繋がるものと考えています。
 しかし、残念ながら保健事業の縮小・中止に追い込まれるほど財政が苦しくなってきている健保組合が数多くあるのが実情です。暮らしの基盤と企業の活動に直結する保健事業の断念というマイナス思考に陥らざるを得ない健保組合。健全な財政状態に導く施策を政府に打ち出してほしいと切に願う次第です。

(第2地区 T・O)

 
●被保険者を苦しめる過大な拠出金
 

 昭和22年(1947年)設立以来、堅実に運営してきた当健保も、ここ数年は他健保さん同様、財政難の状況である。平成21年度(2009年度)以来、別途積立金を取り崩しながらなんとか保険料率を引き上げずに耐えてきたが、そろそろ限界である。それも大幅な引き上げが必要である。
 当健保設立以来、諸先輩がコツコツ積み立ててきた別途積立金がいまやほんの数年でなくなりそうである。保険料収入の伸び悩みの反面、拠出金は億単位で増加し、別途積立金を取り崩さなければ保健事業が実施できないという異常事態となっている。また、それに追い打ちをかけるかのように後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入が待ち構えている。このような状況下で保険者機能が十分に発揮できるわけがない。
 一方、介護保険についても総報酬割導入により、介護保険料率大幅引き上げの要素が出てきている。仮に実施されれば被保険者にとっては深刻なダブルパンチである。
 国は財源確保の手段として健保組合に肩代わりさせる構図をいつまで続けるつもりなのか?健康保険料・介護保険料の大幅引き上げを被保険者は理解してくれるのか?このようなことを思いながら週末には健康維持のために汗を流していたはずの趣味のボウリングが気晴らしの場となっている常務理事1年生である。

(第3地区 S・I)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)