広報誌「かけはし」
 
■2003年10月 No.385
投稿 言わしてんか!聞いてんか!
   
●健保組合は誰のため、何のため!
   毎年この時期になると健保組合の前年度決算を溜息まじりに眺めているのは私ひとりだろうか?今年も平成14年度の決算を終え、改めて「健保組合は誰のため、何のため」にあるのかを自問自答し、制度運用の矛盾と不合理を感じてしまう。
 健保組合はサラリーマン本人とその家族の医療費給付や各種保健事業を通じた健康増進活動その他リフレッシュ事業等本来、素晴らしい役割を担ってきたはずだ。
 しかし、今に到って健保組合は昭和58年創設の「老人保健制度」に感染した後、数年後の「バブル崩壊」との合併症により慢性疾患に陥り、機能不全を起こしてしまった。このあたりを当組合の決算内容から検証すると拠出金は総支出額の43%、本来の組合としての当然費用である保険給付費との比較においてもその80%強にまで到っている。結果、医療費と拠出金で支出総額の95%程度を占めており、その残り数%のおこぼれ的資金で人間ドック他予防施策として保健事業他を賄っている事になる。但し、これでも赤字決算となる。残念ながらここまで来ると組合員と事業主の資金で相互に扶助するという本来の共済的役割を果たしているとはお世辞にも言える状況ではない。
 健保組合が日本経済と時を同じくして病的な体質になってから既に久しいが、それでも当局は年金、医療共々「世界に冠たる国民皆保険制度」を自負している。中身の伴わない自画自賛はもういい加減にして貰いたい。今のような制度不信の中で敢えて現状を維持するより、この際、行政の改革も視野に入れて「国民皆保険制度」そのものにまでメスを入れるべき時期に来ているのかもしれない。
(第1地区 M・O)
   
●法改正に裏切られ
    先般の健康保険法改正には、期待をかけていたのに大いに裏切られた思いです。毎回健保法改正のたびに、今度こそはと期待し、組合健保のため、被保険者のためを思い、法改正を待っていましたが、いざ蓋を開けてみると、そのたびに期待ハズレでガッカリしてしまいます。
 特に、当健保組合の場合、老人保健制度改正に対する思いです。それには二つの理由が有ります。
 先ず第一は、当組合の一人当たり老人医療費が高いため、老人拠出金が高い(多い)ことです。数年前から老人医療費を下げるべく事業をしたいと思っていたが、法改正により拠出金制度が無くなるのではないかと、淡い期待を寄せて事業を実施していませんでしたが、裏切られました。さっそく、今年度から「高齢者訪問健康指導相談事業」を実施しました。
 第二は、特例退職被保険者制度に関することです。当組合は約10年程前より制度を実施していますが、今般の法改正により、被保険者期間が60歳から74歳までに、5年間延びたことです。法改正前に加入した方に、69歳までの10年間ですよ、と説明し加入していただいたのに、74歳までになると大半の特例加入者は70歳以降の保険料納付に痛手を感じられています。個人的理由で退会することが出来ないからです。この退会も出来るよう法改正願いたいものです。
 最後に、次の平成20年の法改正には、大いに期待し、二度と裏切られることのない、健保組合や被保険者のためになるものにしていただきたい。
(第2地区 T・K)
 
●介護保険のPR方法
     先日、同級生で温泉旅行に行ったときの話題が、親が年を取って何かと世話がかかっているという話になりました。皆70歳を超えてピンピンしている訳でもないのに介護認定も受けていないどころか、申請もした事がない方が多く驚きました。話を聞くとひとりの方は膝の軟骨がささくれて膝が痛くて痛くて堪らず、手術で両膝を人工関節にしています。正座はもちろん出来ません。人工関節のお陰で歩くことには余り支障が無いのですが、かがんだりすることはつらいようです。
 もうひとりの方も両膝が変形しています。人工関節の手術を受けるまではいかないのですが、少し遠くなると歩行は難しいようです。何故か皆さん介護認定を受けるということにかなり抵抗があるようです。
 介護保険というと脳血管障害で身体の自由がきかなくなった方や痴呆になられた方が対象になるものと思っている方が多いように思います。そうではなくて日常生活に不便を感じる変形性膝関節症の方でも要支援や介護認定1が認定されるのです。
 介護認定を受けると、トイレを洋式に改修して膝への負担を軽くしたり、お風呂や階段に手摺をつけて寝たきりの原因になる骨折の予防をしたり、寝起きが楽なように布団からベッドに変えたりとすることが出来ます。介護保険を上手に利用して自宅を安全で便利な生活環境にして欲しいと思い介護認定を受けるように勧めました。
 健康保険組合では介護保険に関しては介護保険料の徴収と支払いだけが仕事のように言われていますが、親はどんどん年を取り弱っていくものです。だからこそ親の老化を受け入れて気楽に満足してもらえる快適な住環境を家族が作っていくことの一助に介護保険はなるのではないかと思います。多方面での介護保険のPRをより一層強化してもいいのではないのでしょうか。
(第3地区 A・M)
 
 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へFAXで送ってください。
問い合わせは、健保連事務局・辰巳(06-4795-5522)へ。