広報誌「かけはし」
■2001年4月 No.355
健保問答 第247回
   
  ●傷病手当金と年金の調整は?
     
Q
傷病手当金と老齢退職年金との支給調整について教えてください。
A  健康保険法第58条に報酬等との調整の規定があります。傷病手当金(傷手)は、報酬を受ける場合や、障害年金を受給する場合に支給を調整することになっています。平成13
年4月からは、それに加えて「任意継続被保険者」および「資格喪失後継続して給付を受けている者」が老齢退職年金を受けることができる場合においては、傷手は支給しないことになりました。ただし支給される老齢退職年金の額を360で除して得た額(1円未満の端数は切り捨て)より傷手の額が上回るときは、その差額を支給します。
 調整の対象は厚生年金、国民年金、国共済、地共済、私学共済、農林共済から支給される老齢退職年金です。国民年金の付加給付、厚生年金基金からの給付などは対象となりません。
 該当する傷手の請求書には年金の支給開始年月日、基礎年金番号、年金証書の記号番号を記入して、年金証書の写しと支給開始年月日、直近の額を証明する書類の添付が必要です。
 なお、平成13年3月31日以前から傷手を受給している人の場合は、4月1日以降支給分の傷手が支給調整の対象となります。