第8回

質の高い睡眠は、ストレス解消の特効薬!

脳とからだを休ませ、疲労を回復するために重要なのが睡眠です。ところが、忙しいときほど、疲労回復のために大切な睡眠時間がまっさきに削られていきがちです。

睡眠不足は、疲労感を増幅させ、気分を不安定にして判断力を鈍らせるなどの悪影響をもたらすだけでなく、循環器病など生活習慣病のリスクも高めます。ストレス解消には、ぐっすり眠ることが何より大切なのです。

質の高い十分な睡眠をとることが大切!

心身の疲れを癒やしてストレスを解消するためには、「睡眠」は欠かせないものですが、「肉体的にも精神的にも疲れがとれない」と翌日まで疲れをもち越す人は、かなりの数にのぼるようです。

適切な睡眠がとれていない可能性が考えられますが、適切な睡眠時間には個人差があります。大切なことは「たくさん眠ること」ではなく、「ぐっすり眠ること」です。睡眠指針を参考に、自分に合った質の高い、十分な睡眠をとるようにしましょう。

ぬるめの入浴でよい睡眠!

入浴は疲れを癒やし、眠りを誘う特効薬ですが、毎日シャワーだけですませていませんか? 疲労回復のためには、夜寝る前には、ぬるめの湯(37~40℃)に、みぞおちから下だけつかる「半身浴」が効果的です。

からだに負担がかかりにくく、ぬるめの湯が副交感神経を刺激して筋肉の緊張をゆるめます。心身がリラックスした状態となり、お風呂から出たあとにぐっすり眠れるようになります。12時前に床につく「シンデレラ睡眠」とあわせて実施を。

健康づくりのための睡眠ガイド2023

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、年代ごとに睡眠時間や取り組みを推奨しています。

成人(18~65歳)の睡眠ガイド

ポイント1 6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

おおよそ6~8時間が適正な睡眠時間と考えられています。

寝だめで眠りをためることはできない

平日の睡眠不足を休日に取り戻そうとする人は少なくなりでしょう。しかし、眠りを「ためる」ことはできませんし、寝だめをしても、日中の眠気が完全に解消しないことがわかっています。休日に長時間寝てしまう場合は、平日の睡眠が足りていないサインです。

ポイント2 睡眠休養感を大切に。
睡眠休養感を大切に。

睡眠休養感とは…
睡眠で休養がとれている感覚のことを「睡眠休養感」と呼びます。睡眠時間が足りていても、ぐっすり眠った感じがしない、疲れがとれないなど睡眠休養感が低下してしまうと、心身の健康に影響を及ぼすことがわかっています。

ポイント3「よく眠れない」「寝ても疲れがとれない」状態が長く続くときは、睡眠障害のおそれ。
働く世代の人がとくに注意したいのは、次のような疾患です。

・不眠症 ・閉塞性睡眠時無呼吸 ・周期性四肢運動障害 ・更年期障害 など

「眠れない」「眠っても休養がとれた感覚がない」「日中の眠気・居眠りで困る」などの症状が長引く場合は、速やかに医師に相談してください。

睡眠休養感を高めるための環境づくり
  • できるだけ暗くして眠る
  • スマホ、タブレットは寝室に持ち込まない
  • 起床時、日中はできるだけ日光を浴びる
  • できるだけ静かな環境で就寝を
  • 就寝1~2時間前に入浴し体を温めてから寝床に入る
  • 就寝前、冬は暖かく、夏は涼しく、暑すぎず寒すぎない室温を心がける
睡眠休養感を高めるための生活習慣
  • 適度な運動習慣を身につける
  • しっかり朝食をとり、夜食を控える
  • 寝床につく1時間前からリラックスする時間をつくる
睡眠に影響を及ぼす嗜好品
カフェイン

カフェインには覚醒作用があるため、寝つきの悪化や中途覚醒の増加、眠りの質を低下させるおそれがあります。

アルコール

アルコールは、一時的に寝つきを良くして、睡眠前半では深い眠りを増加させます。しかし、睡眠後半の眠りの質は悪化し、飲酒量が増えるにつれて、中途覚醒の回数も増えることがわかっています。習慣的な飲酒は、睡眠の質の悪化につながります。

ニコチン

たばこに含まれるニコチンには覚醒作用があります。睡眠前の喫煙は、寝つきの悪化や中途覚醒の増加、睡眠の質の低下をもたらします。紙巻きたばこだけでなく、加熱式たばこにもニコチンが含まれているため、同様の影響があります。


(厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」より)

健康長寿食レシピ

食は人生の大きな楽しみであるだけでなく、生命活動の源(みなもと)であり、そのとり方によっては、心身の健康に大きく影響します。健康と長寿の秘訣は、毎日の食事にあります。手軽につくれる栄養たっぷりのレシピを参考に、男性も女性も積極的に台所に立ちましょう。

健康長寿食レシピ

食は人生の大きな楽しみであるだけでなく、生命活動の源(みなもと)であり、そのとり方によっては、心身の健康に大きく影響します。健康と長寿の秘訣は、毎日の食事にあります。手軽につくれる栄養たっぷりのレシピを参考に、男性も女性も積極的に台所に立ちましょう。

ひと味違うめん類メニュー②

人気の高いめん類ですが、ついマンネリになりがち。しかもそればかり食べていると、野菜や肉が不足します。そんな悩みを一挙に解決。栄養もとれて、ひと味違うめん類をご紹介しましょう。

いつものそうめんを具だくさんのあつあつで召し上がれ

山菜と鶏のにゅうめん

山菜と鶏のにゅうめん

1人分 388kcal/塩分7.3g

■材料(2人分)

そうめん…2把
鶏ささ身肉…2枚
山菜の水煮…100g
ネギ…10g
錦糸玉子…1/2個分
A(だし汁2と1/2カップ、薄口しょうゆ1/4カップ、みりん大さじ5弱、塩小さじ1/4)

■作り方

  1. そうめんは熱湯でゆでてざるに取る。
  2. ささ身は熱湯でゆでて細くさき、ネギは小口切りにして水にさらす。
  3. 鍋にAを合わせて沸騰させ、1のそうめんと山菜の水煮を入れて煮る。
  4. 3を器に盛り、2のささ身、錦糸玉子、ネギをのせる。