健診結果の見方

○ 呼吸器・腹部の検査

1-(1) 胸部X線(レントゲン)

肺をはじめ、縦隔(両方の肺と心臓の間にある部分)、胸郭、胸膜(肋骨)および心臓の異常を調べ る検査です。異常があれば、喀たん、CT・MRI 等の精密検査も行われます。
疑われる疾患は、肺炎、肺結核、胸膜炎、心肥大などです。
X線は放射線の一種ですので、検査とはいえ短期間に何度も受けるのは避けましょう。

1−(2) 胃部X線

上部消化器(食道・胃・十二指腸)の病変を、造影剤(バリウム)を飲んで写し出す検査です。
検査の最も大きな目的は胃がんの早期発見ですが、潰瘍や食道炎などの疾患も目的にしています。
検査法として、集団検診で用いられる間接撮影と、医師が透視を行いながら撮影する直接撮影が ありますが、さらに内視鏡検査も徐々に行われるようになってきました。